溝の口の二ケ領用水の近くにある「泪橋ラーメン
二郎系のラーメン店が溝の口にもオープンしたとのことで、数年前にから知っていたのだが、
今まで一度も行ったことがなかった。

溝の口に所用があり、午前休を取ったその足で、ふと思い出して足を運んでみた。
ラーメン二郎は何回か行ったことがあるが、最近増えているインスパイア系のお店はまだ一度も足を運んだことはない。

なぜかというと、ルールが分からずにいると怒られるというイメージがあるからだ。
怒られるとまでは言わずとも、そういう無用なストレスを感じる可能性があるなら、わざわざ行かなくていいや、と思っていた。

でも二郎の味は好き。好きだけど怖い。

泪橋ラーメンもきっと同じなんだろう、と勝手に想像して食べていなかった。
でもそんなことでは、男として父親として不甲斐ない。

ということで意を決して入店してみた。

泪橋ラーメン
泪橋ラーメン

食券は店先で購入。とりあえず一番人気のマンモスラーメン(800円)を購入。
ボリュームが分からないので、とりあえずライスはやめておこう。

メニュー
メニュー

入店したのが11時台ということもあり、店内には数名の先客、空席もまだ何席かあるようだ。
女性の店員さんが水を出してくれ、ニンニクの有無を聞かれる。

この後会社に向かうが、躊躇なくニンニクありで。
こういう時のためにマスクをしているのだ。

店内
店内カウンター席

カウンターには辛子もあるようで、辛いマンモスラーメンも気になったが、これで調整できそうだ。

野菜、ニンニクマシマシ、脂多めとかそういうコールみたいなものは特になさそう。
店員さんも優しそうで安心した。

二郎系ラーメン=怖い。
すべては僕の頭で作り上げられた幻想だったのかもしれない。

ビールも小さくある
ビールも小さくある

券売機にビールがあったのを確認しなかったが、ビールも飲めるようだ。
ガッツリ系のラーメンでビールはきついな。

しばし調理風景などを眺めながら待つ。
チャーシューをバーナーできちんと炙っている。
思った以上に時間はかかるが、丁寧に作られているのだろう。

チャーシュー炙る
チャーシュー炙る

10分程度待って、マンモスラーメンが完成。
カウンター越しに直接受けとる。

鰹節の香りがふんわりと鼻をくすぐり、香りだけだとあっさり和風ラーメンの香りだ。

マンモスラーメン
マンモスラーメン

二郎系のラーメンといえば、楽しみなのが太い麺。
もやしをよけて、食べる前に持ち上げ確認する。
こういうごつい麺が食べたかったので、麺を見ただけでうれしくなる。

そのまま麺をすすると、たしかな歯応えにスープの味がよく絡む。
これこれ、こういうのが欲しかった。

麺の硬さは普通でお願いしたが、ちょうど良い硬さだ。

麺の硬さは普通
麺の硬さは普通だが十分なコシ

スープは醤油ベースで、豚の旨味にニンニクの香りが混ざり、がっつり系の味。
そこに鰹節の香りが混ざり、和風二郎といった感じの味になっている。

豚骨醤油の濃厚な味わいも好きだけど、背脂を浮かせて、にごりの少ない二郎系のスープも美味い。
麺をすすり、もやしを食い、辛子を入れてみる。

辛子をかけて食べる
辛子をかけて食べる

辛いのが好きなので、やはり辛子を入れるとさらに美味い。
少しスープの味が濃い目に感じるので、これはライスが欲しくなってくる。

しかし、まだ麺はたくさんある。
この歯応えのある麺をがつがつすする感覚がたまらない。

二郎系のスープにかつおだし
二郎系のスープにかつおだし

背脂の入ったスープはほんのりと甘みがあって病みつきになる味。
僕の気持ちとしては、鰹節なしでこのスープだけの味を味わいたいと思った。

魚介の香りも悪くはないのだが、このがっつりスープをそのまま飲みたい。

炙っていたチャーシュー
炙っていたチャーシューは食べ応えあり

チャーシューも大きなものが2枚。
これも食べ応えがあって美味い。

麺をすすり、チャーシューを食べながら、何度もライスのことを考える。
しかし、すべて食べ終えるとかなりお腹いっぱい。
小ライスか半ライスならいけそうだが、会社に着いたら眠くなりそうなのでちょうど良かったと思う。

脂と濃い味のスープを味わった後の冷水が美味いこと。

汗を拭きながら店を出ると、待ち客の列ができていた。
やはり未だに混んでいるんだな。

お腹いっぱいになったので、二ケ領用水に沿って散歩でもしてから出社しよう。
スープの味を思い出すとまた行きたくなる。そんな中毒性のある味のラーメンだった。

2022年5月訪問

ラーメン 泪橋
神奈川県川崎市高津区溝口1-17-20
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14053459/