休日の11時、川崎で呑み処を探して、川崎銀柳街を歩き回る。
昼飲みをやっている居酒屋は大体12時過ぎからのオープン、早めに営業している店もあるけど、今日はチェーン店の気分ではない。
川崎に来るのは月に1回あるかないか。
たまに来る川崎の街は、来るたびに店が入れ替わっている。
川崎銀柳街を脇道にそれようとすると、そこに新しいホルモン屋さんを発見。
たしかここは日高屋だったような。
店名は「おさやん!川崎専門店」
おさやんと言えば、たしか本店が京急川崎駅方面にあったと思う。
あのおさやんの新しい支店か。
店を覗き込むと店員さんが準備をしているようで、店に入って聞いてみると営業しているらしい。
これは入るしかない。
開店したばかりで店内には店員さんのみ、と思ったら奥の方にいたのはどうやら先客のようだ。
入口近くのカウンター席に腰を下ろし、まずはメニューに目を通す。
豚と牛のホルモン各種、野菜や一品料理、ラーメンなどの〆のメニューも充実している。
この1枚のメニューにつらつらと美味しそうなものが並んでいるのがいい。
八丁辛麺(はっちょうしんめん)なる辛いラーメンもあるようだ。
写真を見るからにニラと卵が乗っていて美味そう。
しかも辛さの調節もできるんだ。これは〆によさそう。
だが、まだ最初の一軒目なのでラーメンはパス。
酒のメニューに目を配る。
ホルモンと言えばホッピーセット白(390円)
390円は安いな。そこそこ焼酎の量も多そうに見える。
昼から飲むホッピーがまた魔法のように効くんだ。
じょばじょばとホッピーをジョッキに注ぎ、まずは一杯。
七輪を前に飲むホッピーは格別に美味い。
注文したやげん焼き(390円)が到着。
開店早々のせいか、出てくるのが早い早い。
やげんとは、軟骨の周りのことなのか。
辛味噌ホルモン焼き(390円)も到着。
銀の皿に乗ってくるところが雰囲気あっていい。
辛味噌もやし(340円)
ナポリタンのようにも見えるが、これはもやしだ。
注文した料理がほぼいっぺんにくる。
まずは前菜として辛味噌もやしをひと口。
見た目通りけっこう辛くて美味い。
この豆の部分が大きいもやしって、子供の頃から大好き。
ホッピーのアテにもなるし、340円でいい前菜だ。
まずはやげんから七輪の網に乗せていく。
明るい時間から肉を焼くという行為が、BBQをやっているようで楽しい。
BBQは外でやるけど、ホルモンは室内で焼く。ただそれだけの差ではないか。
七輪で焼く香りと熱でホッピーがすすむ。
すかさず中身(300円)を追加。中身が少々高めで調整しているのか。
焼きあがったやげんにたれを付けて食べる。
たれが甘辛くて美味い。
軟骨のコリコリとした食感と、周りについている肉がいい。
飲み歩きの最初のメニューとしては、さっぱりとして美味いね。
七輪の熱でホッピーがすすみ、気になっていたマカにんにくスッポンサワー(450円)を追加。
川崎という土地柄、マカ、にんにく、すっぽんのパワーが必要なのかもしれない。
味は思ったより美味しくて、くせのないエナジードリンクのような感じ。
これは好きだな。
やげんを食べ、ホルモンも焼いていく。
シロコロホルモンのように脂コロコロでもなく、かと言ってペラペラでもない。
ほど良い川崎のホルモンだ。
外側は少しパリッとして、噛みしめると脂汁がじゅわっと口に広がる。
ホルモン独特の匂いも少なく、美味いホルモンだ。
マカにんにくスッポンサワーにホルモンを合わせていると、川崎に来ているな、という実感が沸いてくる。
後から隣に来た年配の男性は、八丁辛麺を食べている、見ているだけでよだれが出てくる。
その隣は、僕より少し若めの男性で、つまみに酒で昼飲みらしい。
若い人が昼飲みしているのを見ると、やけにうれしくなってくる。
昼時が近くなってくると、どんどん客が入ってくる。
サワーを飲み干し、入れ違うようにごちそうさまでした。
会計は2,486円
おさやん!の本店も雰囲気あるお店だけど、こちらの店舗はきれいで、サクッと飲むのに良い雰囲気だ。
2021年04月訪問
おさやん! 川崎専門店
神奈川県川崎市川崎区砂子2-3-12 第40東京ビル 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140501/14081908/
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