溝の口駅周辺で回転ずしをつまもうとすると、あまり選択肢がない。
くら寿司、スシロー、はま寿司など安い回転ずしは駅から遠く離れたところにある。

寿司屋がないとは言わないが、安く寿司をつまみたい時は、ポレポレ通り入口の「元祖寿司」が一番いい。
100円皿、200円皿が充実していて、さくっと寿司をつまんで飲むには重宝する。
その日のおすすめのネタなどもあり、安いだけの回転ずしではない。

この日は2軒ほど居酒屋で昼飲みをして、ちょっと味を変えるために立ち寄った。
焼肉やラーメンほどの頻度ではないが、寿司で呑みたい!と思うことが何か月かに一回ある。

廻る元祖寿司 溝の口駅前店
廻る元祖寿司 溝の口駅前店

昼時を過ぎているが、けっこう賑わっている。
年配のお客さんが多いが、若いカップルも見かける。

丸井のうえにも回転寿司があるが、少し値が張るので、100円~200円の皿が充実している
こちらの店には若い方も足を運ぶのだろう。

回らない寿司屋は40代の僕にとってみてもハードルが高い。

2019年当時の回転寿司
2019年当時の回転寿司

回転寿司は回っている皿を取る、というのが基本だが、僕は必ず注文するようにしている。
やはり握ってもらってすぐに食べたいではないか。

開店している皿をすっと取って食べる、というのが以前は好きだったが、いつの頃からか、回っている寿司は取るのが嫌だな、と思うようになってしまった。
だったら回転寿司に来るな、というのは暴論というものだろう。

お手頃なメニュー
お手頃なメニュー

まずはいか(110円)を注文。
ちょこんと生姜が乗っているのがうれしい。

いか
いか

比べるものではないかもしれないが、チェーン店の回転ずしより、しゃりもネタも美味い。
チェーン店のロボットが握った寿司でも、十分美味しくいただけるが、やはり人の手で握った寿司は美味い。
ロボットが作ったしゃりは、どうも硬い気がするのだ。

生姜が乗っているのもいい。
こういうひと手間があるかないかで、同じ寿司でもずいぶんと印象は違うものだ。

醤油さしがない
醤油さしがない

寿司といえば日本酒だ。
いつもなら瓶ビールから始めるのだが、すでにハイボールで下地を作ってきたので、日本酒からスタートだ。

冷酒(470円)はよく居酒屋でみかける松竹梅の豪快。
キリっと冷えた酒なら銘柄はなんでもいい。

冷酒
冷酒

続いてかんぱち(180円)
この日食べた記憶が一部欠損しているので、おそらくかんぱちだったと思う。

刺身が好きな割には、魚を覚えられない。

これは脂が乗っていて美味い。
しゃりもネタも大きすぎないのがいい。
デカネタを売りにしている寿司屋もあるが、僕はあれだけはいただけない。
若い頃は大喜びで食べていたので、歳のせいだとは思う。

かんぱち
かんぱち?

あじ(110円)も追加。
ねぎと生姜が乗っている。

アジは脂身も味もさっぱりしているので食べやすい。
アジは生姜で食べるもの、というのを納得できるようになったのは、つい3年前くらいだ。
それまでは、生姜が付いていてもワサビで食べていた。

あじ
あじ

最後にこはだ(110円)
冷酒には酢で〆た光物がよく合う。

小肌の酸味を辛口の酒で洗い流す作業の心地よさよ。
酢で〆た魚はそのまま舌に味を残さず、酒で流す感覚が僕は好きだ。

こはだが美味い
こはだが美味い

寿司4皿と冷酒で会計は896円
これは安い!
軽くつまんで冷酒飲んで、せんべろ未満か。

溝の口で安くて美味い寿司をつまみならここだ。

2019年7月訪問

元祖寿司 溝の口駅前店
神奈川県川崎市高津区溝口1-8-2
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14038798/

<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/BYcyr636Lj8