三ちゃん食堂といえば、「孤独のグルメ」「吉田類の酒場放浪記」などテレビ番組で紹介され、このあたりでは知る人ぞ知る有名な大衆食堂だ。
武蔵小杉で一杯飲んで、せっかくなので新丸子まで歩いてやってきた。
小杉から新丸子までは歩いて10~15分程度なので、ほどよい酔い覚ましだ。
途中、東急線のガード下にも飲食店が出来ていたりして、このあたりもかなり変わったなと感じる。
新丸子駅を過ぎて、こじんまりとした商店街の奥へ行くとあった。
中がよく見えないので、えいやとドアを開けて入る。
店内は人気店だけあって混んでいる。
どこに座ってよいやら、きょろきょろしていると、店員さんに長テーブルの空いている場所に通された。
カウンター席もあるが、基本的にはテーブル相席だ。
壁一面に貼られているメニューを見ると、迷うどころか何があるのか認識するのに時間がかかる。
あまりのメニューの多さと雰囲気に飲まれそうになる。
飲まれないよう、自分の食べたい物、飲みたい物をしっかりと探す。
周りのお客を見ると、学生風の若いグループ、ジャージにサンダルの中年男性、みんなラフな格好で来ているので、このあたりの方が多いのだろう。
有名ではあるが、本来大衆食堂とはそういうものだ。
SNSやメディアに神格化されている店は多いと思う。
無難なところで、レモンサワー(350円)を注文。
付き出しに、白菜の漬物が付いてくる。
大衆食堂とか中華食堂って、酒を注文すると、無料でちょっとした突き出しがでるのがうれしい。
色々メニューがありすぎて、何を注文したら良いか分からなくなり、ハムエッグ(300円)。
2軒ほどはしごしてきたので、腹の塩梅からいっても、ハムエッグしか思い付かなかった。
キャベツの千切りのうえに、大きな目玉焼き。
これは食べ応えがありそうだ。
卓上の醤油をたらり。
10年以上前までは、目玉焼きには中濃ソース一択だった。
それがいつの頃からか醤油一択になった。
いつからそうなったのかは覚えていない。
少し厚めのハムに卵の白身、塩気のある味をつまみにレモンサワーを飲む。
たまにキャベツをはさんだりして。
こういうシンプルなつまみがいいのよね。
色々なメニューがある中で、あえてハムエッグ。
40代になって覚えた。
目玉焼きの黄身は箸で刺すと、とろりととろける生の焼き加減。
それを白身とハムとキャベツに絡めて食べる。
レモンサワーお替りしようかと迷ったが、残りのハムエッグと分量が合わず、今日はここまで。
三ちゃん食堂の雰囲気を確認できただけでも、今日は収穫があったと思おう。
会計650円。
そっか、1杯しか飲んでいないからな。
メニューが多いので、ネットの情報などである程度頭に入れて行った方がよさそうだな。
2019年9月訪問
三ちゃん食堂
神奈川県川崎市中原区新丸子町733
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140504/14003565/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/tl34vfAbDRc