田園都市線の溝の口駅を降りて、我らが溝の口西口商店街の門をくぐると、すぐにあるのが「炭火焼鶏たまい でん六」。
でん六という店名はどこにもなく、「炭火焼鶏たまい」という店名かと思っていた。
玉井グループの公式サイト、レシートなどを見ると、きちんと「でん六」と書いてあり、
そこで初めて正式な店名を知った。
ここは以前、テイクアウトで焼き鳥と手羽先揚げを買って美味しかったので、改めて
お店で飲んでみようと思い、今回やってきた。
隣には二の鉄、大衆酒場玉井西口店と3店舗、たまいグループが並んでいる。
どこのたまいに入るかは、その日の気分で決められる。
15時後半に来たので、けっこう空いており、僕は立ち飲みのカウンターの前に立った。
立ち飲みのカウンターは、最初の1杯が100円。
店名通り、焼鳥が中心で一品料理がちょこちょこある。
さくっと飲むには、メニューはシンプルなのが、選ぶ手間が省けてうれしい。
一杯目はハイボール(100円)。
100円だけど、ちゃんとジョッキで出てくるのがうれしい。
店は開放的で、背後をみると、南武線が時折音を立てて通り過ぎ、自転車や徒歩の人々が行き来する。
もの珍しそうに見ている人もいれば、ごく日常風景として通り過ぎる人もいる。
前者はおそらく、溝の口西口商店街を初めて通る人ではないだろうか。
明るい時間から、ホルモンや焼き鳥を焼く煙、それに群がる酒飲み。
溝の口の名物スポットでもあるので、カメラ片手に見て回る人の姿もある。
焼鳥5本セット(540円)を注文。
この日はこの店で4軒目(詳しくはYouTube動画を観てほしい)
焼き鳥を1本1本選ぶのも面倒くさいので、おまかせのメニューにした。
昼から飲んでいると、思考したり選択したりすることが面倒になってくる。
これは夜にはあまりなく、昼間の酒は効く、ということなのだろうか。
焼鳥5本セットは、はつ、ぼんじり、ねぎ間、もも、砂肝。
これは何だろう?と思うような部位はなく、分かりやすいいつもの焼鳥。
串一杯に肉が刺さっており、食べ応えがありそう。
熱々のうちに、ぼんじりから頬張る。
噛むと脂がジューシー。加齢とともに避け始めていただ、ぼんじりや皮。
これがまたたまに食べると美味いのよ。
ハイボールを飲み干し、レモンサワー(340円)を追加。
砂肝やハツのように噛み応えがある焼鳥には、レモンサワーがよく合う。
アルミのトレーに入って出てくるのが、雰囲気あってよい感じ。
こういう細かいところ、たまいは抜かりない。
レモンサワーを飲んでいると、足の裏がジンジンとしてくる。
膝もがくがく、かっくんと崩れそうになる。
歩き回ったせいもあるが、最近はしご酒の後半戦での立ち飲みは少々きつい。
立ち飲み慣れている人っていうのは、立ち方や力の抜き方が違うのかな。
どうも最近立ち飲みがしんどくなってきた。
後ろに引っ張られるような重力を覚えつつあったので、焼鳥を平らげ、レモンサワーで終わり。
焼き鳥盛り合わせと、酒2杯で会計は1,067円。
良きせんべろ飲みであった。
2020年5月訪問
炭火焼鶏たまい でん六
神奈川県川崎市高津区溝の口2-7-9
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14077492/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/MJB5hHIykdo