たまい本店で飲んで、溝の口駅南口方面で〆の店を探す。
バスロータリーの向こう側にモスバーガーの看板が見えて、たまにはハンバーガーもいいな、なんて考えていると、その横に「酒彩蕎麦 初代」の看板が。

モスバーガーも捨てがたいが、モスでは酒は飲めない。
板わさに冷酒で蕎麦屋飲みをして、最後に蕎麦をたぐって〆る。
40代、そろそろそういう酒の終わり方をしなければ。

なんとなく形や雰囲気から入るのも、酒の楽しみ方よ。

酒彩蕎麦 初代
酒彩蕎麦 初代

というわけで、モスではなく隣の階段を上り、初代の門をくぐる。
店内は落ち着いた上品な空間。内装がきれいだ。

テーブル席、三角型のカウンター、座敷がある。
僕は一人なので、カウンター席へ通される。

店員さんの持ってきてくれたメニューに目を通すと、蕎麦屋らしく、蕎麦焼酎や日本酒のラインナップ。

酒のメニュー
酒のメニュー

唐揚げや煮込みなど酒飲みの一品料理も充実している。
安居酒屋よりは多少値は張るが、雰囲気などを考えると納得の金額帯だ。

一品料理も充実している
一品料理も充実している

軽く飲むつもりなので、ビールはいかずに、今月の日本酒(788円)
受け皿ぎりぎりまで注いでくれるもんで、ちょっと動かしてこぼしてしまう。

これは口から迎えに行ってあげなければ。
ひと口すするとキンキンに冷えたフルーティーな甘口。
美味い酒だ。

少々酔っていたこともあり、銘柄はよく確認せず、値段で選んだ。
銘柄目を知っても味は変わらないが、一応確認しておけばよかった。

今月の日本酒
今月の日本酒

蕎麦屋飲みということで、板わさ(702円)も注文。
他にも美味そうな一品料理もあったけど、板わさに冷酒で入店する前から、凝り固まってしまった。

板わさ
板わさ

本わさびを使用しているようで、ほろほろと崩れる、ちょうど良い辛味がかまぼこに合う。
かまぼこもしっかりと噛み応えがあって、良いものを使っているのだろう。

板わさで飲む
板わさで飲む

冷酒と板わさを楽しんでいると、どうも背後に人の気配を感じる。
すぐ後ろに店員さんがずっと立っているのだ。

振り返ると目が合うし、何か注文なのかと反応されるし、どうも落ち着かない。
店内を見渡せる位置に立っているのは分かるが、どうも座った場所が悪かったようだ。

なんとなくせわしない気分なので、〆の蕎麦を注文。
しばらくすると、蕎麦つゆとワサビが提供される。

ワサビは自分でおろすように、鮫川おろしも付いている。

わさびと蕎麦つゆ
わさびと蕎麦つゆ

冷酒と板わさをやりながら、手持ち無沙汰だったのでちょうどいい。
わさびを擦りながら、蕎麦を待つ。
酔っているせいか、ワサビを擦る手がすぐに疲れてくる。

しばし待つと、そば切り(810円)が到着。
長方形の長い板の入れ物に入っている。これは初めて見た。

そば切り
そば切り

みずみずしい蕎麦を、蕎麦つゆに入れてひと口すする。
しっかりとコシがあって美味い。蕎麦つゆも好きな味だ。

擦ったワサビをつゆに入れるが、全然辛くない。
ほぼ香りづけくらいのものだ。
だが、薬味なしでも良いくらい、蕎麦もつゆも美味いぞ。

〆の蕎麦
〆の蕎麦

みずみずしい蕎麦は、居酒屋で飲んで来た胃にもすっと入ってゆく。
蕎麦をすすり、最後に蕎麦湯を飲んで、ごちそうさました。

酒1杯、つまみ1品、蕎麦で会計2,300円。
落ち着いた大人な雰囲気なので、静かに飲みたい時には最適だ。
ただ、カウンター付近、背後に立つのはやめてけれ。

2019年9月訪問

酒彩蕎麦 初代
神奈川県川崎市高津区久本1-2-1 インフィールド溝口 2F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14004478/

<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/fHwh9cd-Jsw