川崎駅をラゾーナと反対側に降りて真っすぐ進む、バスロータリーを左に見ながら、突き当たった横断歩道で信号待ちをする。
すると、「横浜魚萬」の看板が毎回目につく。
ここを何度も通る酒飲みで、魚萬の存在に気が付かない人はいないだろう。
僕はずっと気になっていたが、なかなかに入る機会がなかった。
いや、正確に言うと知っていたけど、チェーン店っぽかったので、素通りしていた。
川崎には数多くの居酒屋があり、どちらかというと個人店や新生の激安居酒屋などに目が向くので、候補に入っていなかったのだ。
この日は、5軒ほどはしご酒をして6軒目にしてここに入った。
もはや店を選ぶというか、記憶の中にあるこの店になだれ込んだような形だ。
店内には、老人の集まりが一組のみ。
かなり出来上がっているようで、がなり声でよくしゃべり、よく笑っている。
元気なことで何よりだ。
ここは最近よくある、海鮮を焼きながら食べるタイプの居酒屋で、海鮮系がメインのようだ。
酒も典型的なチェーン店メニューといった感じ。
値段は安からず高からず。
6軒目なので、健康に留意して青汁ハイ(398円)を注文。
お店には申し訳ないが、ここまでくると半ば惰性で飲み始めている。
だけど酒飲みの後半戦なんてそんなもんだろう。
青汁は飲みにくいというイメージが強いが、この青汁ハイは、濃い抹茶ハイにも似て飲みやすい。
青汁=飲みにくいはもはや都市伝説として葬られていくのかもしれない。
お通し(481円)はごぼうサラダ。
ごまドレッシングで和えたようなもので、可もなく不可もなし。
何か一品くらいはおつまみを、ということで濃厚いかの塩辛(398円)を注文。
濃厚というほど肝の旨味は感じないが、無難に美味しい塩辛だ。
塩辛の塩味で酒がすすみ、角ハイボール(398円)を追加。
いかの塩辛には日本酒といきたいところだが、ここで日本酒を始めると、電車に乗って帰るのに支障がでるかもしれない。
はしご酒アスリートと化した僕は、酒を味わうというより、たくさんはしご酒をするために、酒を選んでいる。
まだまだ終わりそうにない元気な老人たちの声を聴きながら、塩辛にハイボールをちびちびやる。
角ハイボールを飲み干し、もう少し飲めそうな気もしたが、ここでやめておこう。
お通し、つまみ1品、酒2杯で会計1,675円。
思った以上にいったな、というのが正直な感想。
川崎駅前すぐの一等地にあるお店なので、座席料(お通し)もそこそこするんだな、なんて思った。
2020年1月訪問
横濱 魚萬 JR川崎東口駅前店
神奈川県川崎市川崎区駅前本町5-2 大星川崎ビル1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140501/14036799/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/SjOZwSq-ln4