黄色い背景色に黒字で「焼肉ここから」と書いてある、店名が町田の街を歩いていると目を引く。
小田急線町田駅西口改札を出て、徒歩1分もかからない。
かなり前の話だが、ここは確か中華食堂だったと思う。
若い頃に、ラーメンセットか何かが安くて入ったような記憶がある。
もう、何年前のことだったかは覚えていないが、たしかそうだった。
黄色い店が目立つのはさることながら、ホルモンのメニューが書かれた看板に、思わず立ち止まってしまう。
メニューの全体像が、店に入らずとも見渡せるのは、なかなか良いマーケティングだ。
これは気になる。
中を覗き込むと、先客何名かいるようだけど空席もあるようだ。
一人客もちらほらいて入りやすそう。
店内に入ると、テーブル席のみで2階席もある。
1階の2人用テーブル席に通される。
2階席も利用したことがあるが、2階席の方が落ち着いて飲める気がする。
酒のメニューはビール、ハイボール、サワー系が多い。
焼肉でマッコリもいいな、なんて毎回思うのだが、頼んだためしはない。
マッコリ好きなんだけどね。飲めば飲んだで美味しいお酒だ。
肉のメニューは分厚そうな赤身の肉が目に止まる。
旨そうだと思うが、お値段も厚いので、僕の懐具合では今日はパス。
ではいつなら食べるのか、と言われるとその機会はないのかもしれない。
高いと思うものを食べるタイミングは、ケチな僕にはなかなかつかめない。
ハラミ、ロースなんかも旨そうだ。
いつかこのあたりの肉を、金に糸目をつけずに腹いっぱい食べてみたい。
メニューを見て、夢を見るのは勝手だろう。
ホルモンメニューを見ると、どれも480円と現実的な値段だ。
やっぱり酒を飲むならホルモンだろう。
刺身系もいいなあ。
ホルモン刺盛は心惹かれるものがある。
ガツ刺し、センマイ刺、ホルモン刺盛、これは迷うぞ。
まずは、ふつうのハイボール(380円)。
色々な味のハイボールがあるようだけど、男はこれ一択よ。
まずはつまみに、センマイ刺し(680円)を注文。
センマイの歯ごたえが好きなのよ。
ホルモン刺盛も気に立ったが、焼き物も食べるとすると、少々ボリュームがありそうだ。
さっぱりとして酸っぱい酢味噌で食べる、せんまいが旨い。
せんまいのコリコリとした食感に、パリッとしたきゅうりとネギの薬味がいい。
ごま油の香りもほんのり香り、これだけでもいいと思えてしまう。
センマイ刺しは店によっては、歯ごたえが悪い場合もあるが、ここのセンマイは新鮮なのだろう。
コリコリ、しこしことした食感がいつまでも噛んでいたくなる。
白盛り7点(1,280円)を注文。
銀の皿にもりもりに入ったホルモンが圧巻だ。
色々な部位が入っていて、これはいいぞ。
焼肉が食べたくて焼肉屋に入るのだが、酒が入っていると、直感的にホルモンを頼んでしまう。
どうやら酒が入ると、ホルモン脳になってしまうようだ。
いや、今回は単に懐具合の問題か・・・
だが、安くて美味いは正義だ。
ふつうのハイボールをお替り。
ホルモンを前にして、飲まずにはいられない。
鉄板の上にホルモンを広げると、その眺めだけで酒がすすむ。
シマ腸、のどなんこつ、ハツモトあたりが入っているのかな?
どこの部位が入っているのか、店員さんに聞いてないのでわからない。
情報ではなく、味を楽しめればそれでいい。
また食べたいと思ったら聞けばいいのだ。
焼けたホルモンから、自家製だれに付けて食べる。
このたれが旨い。
ニンニクと生姜が効いていて、ポン酢のような酸味が少しある。
よくある焼肉屋さんの甘辛いたれとも違い、さっぱりとしたタレだ。
ごま、ネギの薬味もちゃんと入っており、さっぱりと焼肉やホルモンを楽しめるのがいい。
甘辛いたれも好きだが、このたれはまた別の次元で好きなタレだ。
さっぱりとしたタレに、ホルモンの甘みが引き立ち酒を誘う。
シコシコ、コリコリした食感と、ホルモンのジューシーな味わい。
一度に色々な食感を楽しめる白盛は最高だ。
盛り合わせは、色々な部位の色々な食感を楽しめるのがいい。
ランチメニューでローストビーフ丼を食べている方もいて、あれはあれで美味そうだ。
1階席は外をぼーっと眺めながら飲めるのがいい。
中を覗く人も多く、たまに通りすがりのおっさんと目が合う。
ハイボールを3杯飲み、ホルモンを平らげごちそうさまでした。
会計は3,401円。
酒3杯飲んで、これだけ旨いホルモンを堪能できれば安いだろう。
焼肉とはホルモンはけっこう食べたと思っても、何か汁物を食べたくなるのが不思議だ。
この後、ラーメンを食べに行った。
(詳しくはYouTubeをご覧あれ)
2020年07月訪問
焼肉 ここから 町田店
東京都町田市原町田6-11-16
https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132701/13210171/
<この記事の動画はこちら>