海老名駅で4軒ほどはしご酒をして、急行電車で隣の相模大野駅で降りる。
2023年現在、惜しまれながらも閉店した「ほがらか」で1杯飲んで、ここ「やきとり倶楽部」へやってきた。
相模大野は、江の島方面に行く際、乗り換えで降りることがあり、縁やゆかりがあるかといえば、特にないに等しいのだが、何気なく駅を降りて周辺をうろついたら好きになった。
今でこそ、再開発が進んで駅周辺には商業施設があるが、僕が初めて降りたときは、現在の駅の面影はまったくなかった。
町田にしてもそうだけど、学校や職場があったとか、特にそうでなくてもなんとなく好きな駅。
なんとなく降りてしまう駅が相模大野なのだ。
やきとり倶楽部の周辺には、パチンコ屋がいくつかあり、この辺りを歩いていると、狂ったようにパチンコスロットににはまっていた時期を思い出す。
パチンコにはまりだすと、地元の駅だけでなく、色々な駅に降りて遠征したくなるのだ。
やきとり倶楽部に入ったのは19時過ぎ。
この日のはしご酒、6軒目になる。
店内はすでに賑わっており、運よくカウンターの奥のほうの席が空いていた。
ここは相模大野の駅周辺でも人気店で、訪問すると、大体満席に近い状態だ。
過去4回くらい行ったことあるが、いずれも混んでいた記憶がある。
まずはメニューに目を通す。
ここは毎日開店から午前2時までドリンクが半額。
すなわち正規価格はあってないようなものなのだ。
やきとり倶楽部というくらいなので、焼鳥などの焼き物が美味しいのだが、今日は焼く時間を待つまでもなく、さくっと飲んで帰りたい。
今日は家に帰っても妻子がいないので、ここらのホテルに泊まって帰ってもよいが、帰れる距離に泊まるのはもったいない。
一品料理も300円台が多いので、かなり良心的な価格帯だ。
これは人気わけである。
ハイボール(300円)にお通し(300円)。
お通しはマカロニサラダ。
可もなく不可もなしな味だけど、ド定番なおつまみがなんだかうれしい。
鶏せんべい(250円)を注文。
ここは焼鳥も美味しいけど、この鶏せんべいが美味いんだ。
熱々の状態で出てきて、レモンを絞ってタルタルソースでいただく。
パリッとして炭酸系の酒のつまみにちょうどよく、タルタルソースが絶品。
ちょい飲みなら、これだけでも十分に満足できる。
ハイボールをお替わり。
マカロニサラダと鶏せんべい、焼鳥の焼ける香りがあればそれで飲める。
本当は焼鳥も食べたいところだが、今日はこれから〆のラーメンも食べたいのでセーブ。
さすがに6軒目なので、多くを食べることはできないが、色々な店の雰囲気を味わいながらの酒はいい。
ハシゴ酒をすると、入ってその店の一杯目はいつもリセットされた感覚になる。
1軒で飲む3杯目と、3軒目の1杯目は違うのだ。
なんてことを頭の中で考えながら、周りの会話に耳を傾け、焼き場から立ち上る煙を眺める。
相模大野で飲む酒が美味い。
会計は1,260円。
2020年03月訪問
やきとり倶楽部 相模大野店
神奈川県相模原市南区相模大野3-15-10 2F
https://tabelog.com/kanagawa/A1407/A140701/14008499/
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