溝の口の駅直結「寿司魚がし日本一」でリーズナブルな立ち食い寿司をつまみに酒を飲む

川崎駅周辺で飲み歩いて、武蔵溝ノ口駅に移動してきた。
もう少し飲んで帰りたいと思い、南武線から田園都市線の溝の口駅方面に移動する。

田園都市線の改札前にはエトモという、飲食店が何軒か並んだスペースがある。
よく通りかかるが、ここに並ぶ店では飲食をしたことがなかった。
焼肉ライク、立ち食い寿司、鯛焼き、キッサカバ、軽く飲み食いできる店が並ぶ。

平日にここを通りかかる際は、通勤のサラリーマンや学生でわちゃわちゃしているので、ここで食べたいという気持ちにはなれなかった。仕事終わりはいったん通勤の喧騒から身を離したいではないか。

しかし今日は休日、改札を行き来する人の姿にサラリーマンはなく、人の行き来はあるものの、平日の殺伐した感じではない。
たまにはここで飲んでみようか、と選んだのは「寿司魚がし日本一」。
その日のおすすめのネタやお酒が安いので、いつも気にはなっていたのだ。

夕方だったので、すでに先客に溢れていて、一人で来ている中年女性の横のスペースに入れてもらう。

寿司のメニューに軽く目を通し、まずは酒を注文しようと、酒のメニューを確認する。

飲み物はビール、日本酒、焼酎、サワー。
このくらいがサクッと飲むのに選びやすい。

店内は立ち食いのみで、目の前にネタが並ぶのがいい。
配置に付くと、横に長い皿を出され、右端にガリが置かれている。

緑茶ハイ(200円)※半額を注文。
寿司屋の最初の1杯はビールだが、ハシゴ酒した後半に来る寿司では緑茶ハイを頼むことが多い。

アルコール度数は不明だが、ホッピーのような酔い方はしないので、インターバルを踏まえて注文するのが常である。

あじ(2貫250円)と真鯛(2貫300円)を注文。
長いお皿に板前さんが、握りたての寿司を置いてくれる。

皿に乗せて手渡しよりも、皿においてくれたほうが、寿司屋に来ているという実感が沸く。

やっぱり、皿と盛り付けと薬味は大切だと思う。
黒い皿というのが、白いシャリと刺身の色を引き立てる。
こうして目で楽しめるのがなんとも良いではないか。

手であじの寿司を掴み、口にはこぶ。

普段は箸で寿司を掴むのだが、今日は気分的に手で食べてみた。
なんとなく手で食べた方が、美味しさを体で感じることが出来る気がする。

手の触感を口に入れた際の食感と味、すべての五感は繋がっているのだろう。
やっぱり寿司は白身の魚か光物が好きだ。

小さめのシャリが口の中でほろっとほぐれる感じがいい。

小肌(250円)とたこ(2貫200円)を追加。
ポンと握って置いてくれる寿司を、手でつかんで食べる。
このリレーのようなテンポもまた楽しい。

散々飲んで来た後の小肌の酸味がさっぱりする。
寿司屋に来たら酢で締めた光物は必ず食べたい。

生ビール中ジョッキ(580円)を追加。
やはりどこかでビールを飲みたかったのだ。

これが2軒目くらいだったら日本酒の1本でも付けたいところだが、日本酒を飲んでしまうと腰から崩れ落ちるという、大失態を披露しそうなのでやめておく。
未だに酒場でひっくり返って人様に迷惑をかけたことはないが、一人になったと同時に転倒したことは何度もある。

ほたるいかの軍艦を追加注文。
沖漬けも酒のアテには良いけど、酢飯を合わせるならボイルして生姜醤油で食べるのがいい。

口に放り込んで噛みしめると、ホタルイカの肝がぎゅっと口に飛び出す。
濃厚な肝の旨味に肉の弾力、さっぱりとした生姜の香りがいい。

いわし(250円)と桜鯛。
壁に今日のおすすめのネタが貼ってあり、おすすめメニューの値段は覚えていない。
全体的にリーズナブルな値段なので、値段を意識せず、安心して寿司をつまめる。

値段を覚えていないとは、安心できるお店に他ならないのだ。

すでに酔っており、足元がふらつくが、寿司は絶対に離さない。

回転寿司とは異なり、全体的にしゃりのサイズとほろっとほぐれる感じが食べやすく、けっこう食べられるものだ。
飲んで食べた後にも負担なく、ちょこっとつまむにはちょうど良い寿司屋だ。

駅前にちょこっとある安い寿司屋なのに、それを感じさせない美味しさ。
空いたスペースにひっきりなしに客が入ってくるので、人気なのだろう。

会計は2,580円
溝の口界隈のリーズナブルな寿司屋の中では、かなり美味しい方だと思う。

2022年02月訪問

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