町田には24時間営業の居酒屋がいくつかある。(2020年当時)
ここ「餃子販売店 町田いち五郎」もその一つで、気になっていた店だ。
昨今では餃子酒場とういう、餃子を売りにした居酒屋も増えてきたが、この店はけっこう前から餃子を売りにしていたように記憶している。
もちろん、餃子を売りにした居酒屋は昔からあったと思うが、町田では最初に進出してきた店ではなかろうか。
(僕の認識違いの可能性も高いが)
以前から知ってはいたのだが、どうも餃子と居酒屋が自分の中でマッチせず、なかなか入る機会がなかった。
餃子なら中華だし、居酒屋なら焼鳥とか刺身だろうよ、そう思っているので、あえて入らなかった。
しかし、YouTubeで飲み歩き動画を投稿している以上、こういった業態の店も避けては通れない。
中を覗き込むと、先客も少ないので入ってみることに。
店内の雰囲気は、完全に居酒屋。
酒と飯のちょうちんがぶら下がる店内の雰囲気は好きなタイプだ。
餃子というと中華系のつまみが多いのかと思いきや、ホタルイカの沖漬けなんかもある。
でも、想像通り中華系が多いようだ。
多分、そうでないと餃子に釣られて入ってきた客が、困惑するのであろう。
想像を裏切らないメニューというのも、飲食店には重要な要素なのかもしれない。
酒はサワー、ホッピー、ビールなど。
かちかちレモンが名物のようだ。
ハムカツなどの揚げ物、焼売などの蒸し物もある。
このあたりは期待を裏切らない感じだ。
名物のようなので、かちかちレモンサワー(399円)を注文。
注文はすべてタッチパネルだ。
カチカチに凍らせたレモンが入っている。
飲んでみると、カチカチが溶け切っておらず、ほぼプレーンチューハイの味。
これはこれで僕は好きだが、レモンサワーと思って飲むと、ちょっと違う気もする。
餃子の店なので、極み餃子(390円)を注文。
ひとつ食べると、ごく無難な餃子である。
例えばニンニクが強いとか、そういう特徴はなく無難に美味しい餃子だ。
それ以上でも以下でもない。
僕はニンニクががっつり効いた餃子が好きなので、おそらくそう感じるのであろう。
万人受けする餃子を作るのは、けっこう難しそうだ。
かちかちレモンサワーは、レモンがなかなか溶けないので、ほぼプレーンチューハイで飲み干した。
せっかくなので、もう1杯別のかちかちを。
ということで、かちかちアップルサワー(399円)を注文。
こちらもかちかちに凍ったりんごが入っている。
じっくりと溶かしながら楽しむチューハイだと思うのだが、せっかちな僕は、これもごくごくと飲む。
しばらくすると、ひとつ開けた席に、酔っている感じのスーツ姿の中年男性が。
電話越しにちょっと威圧感のある話し方をしており、スーツの感じから水商売の方のようだ。
なんだか少し怒っているようで、あんまり見ると因縁を付けられそうなので、怖くて見ていないふりをする。
だが、自分と違う人というのは気になるもので、黒目は前方を、サイドの視界にその男性を入れながらサワーを飲む。
町田は昼からやっているキャバクラもあり、昼から飲んでふらふらと歩いていると、よく呼び込みに声を掛けられる。だるそうに、義務的に声を掛けるキャバ嬢を見ていると、働くことの大変さを感じ取ることが出来る。
好きではないのかもしれない仕事に就く人、それは傍目から見てもよく分かる。
好きを仕事にしなくても良いが、やりがいを感じられる仕事を選びたいものだ。
酒2杯に餃子で会計は1,307円。
早めの時間に軽く1杯飲むには、24時間営業の店は重宝する。
2020年07月訪問
餃子販売店 町田いち五郎
東京都町田市原町田6-13-19 コヤマビル 1/2F
https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132701/13220891/
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