ラーメン屋で呑む、というのは酒飲みのひとつの文化である。
深夜番組のタモリ倶楽部で「ラーメン屋で飲む」という企画があり、あの番組を観てから、ラーメン屋で飲むということにはちょっとした憧れがあった。
当時は20代だったと思う。
あの頃憧れた酒の飲み方を、40代になった今、追いかけているように最近感じる。
この日はたまプラーザに買い物に来て、買う物のあたりを付けてから、昼飲みのため「究極ラーメン 横濱家」へ。
ちょい飲みのメニューが前から気になっていたのだ。
![横濱家](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/03/横浜家01.jpg)
店内へ入ると、先客は数名でまだテーブル席にも空席が目立つ。
着席してメニューを見ると、ラーメンメニューが並ぶ中、僕の目はサイドメニューへ。
今日はラーメンは食べずに、サイドメニューを何品か選んで酒を飲む。
タモリ倶楽部で「まだラーメン屋でラーメン食ってるのかよ」という玉袋筋太郎氏の言葉が脳裏に浮かぶ。
たしか、あの番組では井筒監督が、トッピングのバターで酒を飲んでいた。
僕はまだ、その領域には達していない。
![メニュー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/03/横浜家02.jpg)
まずは生ビール(380円)。
キンキンに冷えているとは言い難いが、休日の昼に飲むビールは胃に沁みる。
飲むと感じる解放感。
このために5営業日、満員電車に揺られて、判で押したような生活をしているのだ。
![まずは生ビール](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/03/横浜家03.jpg)
つまみはチャーシューほうれん草(230円)を注文。
この後もふらっと飲み歩きたいので、まずは軽いつまみで攻める。
![チャーシューほうれん草](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/03/横浜家04.jpg)
チャーシューの味と、さっぱりとしたほうれん草がよく合っていて美味い。
1日の最初のつまみは、こういうのがいい。
まだ昼前なので、こういうつまみで胃を慣らしながら、徐々にピッチを上げていくのが僕の飲み方だ。
![昼から飲むビールが旨い](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/03/横浜家05.jpg)
餃子3個(190円)も注文。
最近のラーメン屋では、おつまみ用に3個餃子があるのがいい。
ちょっとつまむのに、3個という数がちょうどいいのだ。
![餃子3個](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/03/横浜家06.jpg)
餃子は可もなく不可もなく、無難な美味しさ。
どこの餃子を食べても、ニンニクがもっと効いていて良いと思うが、こういう物なのだろう。
ニンニクが苦手だったり、匂いが気になる人もいるわけだし。
生ビールを飲み干し、ハイボール(300円)を追加。
正直な感想をいうと、ジョッキにはなみなみと注いでほしい。
サーバの設定がこの量なのは分かるのだが、このジョッキの余白にやけに寂しさを感じる。
安いし、文句は言えないが。
![ハイボール](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/03/横浜家07.jpg)
まだ昼前だが、ちょくちょくお客が入ってくる。
窓際の席でビールを飲む人、早めの昼ごはんでラーメンをすする人。
休日の昼間のゆっくりとした時間を感じる。
ハイボールを飲み干し、ここはこの辺で切り上げておこうか。
会計は1,210円。
ごちそうさまでした。
2020年02月訪問
横濱家 たまプラーザ店
神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-14-2
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140201/14004843/
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