仕事終わりに二子玉川駅で途中下車。
駅を降りてすぐ、ライズ・オークモールのエスカレーターに乗って2階へ急ぐ。
ライズ・オークモールを以前に通りかかった時、色々飲み食い出来そうな店があるな、と思っていたので、今回は改めて飲むためだけに、オークモールにやってきた。
韓国料理、鮨、鉄板焼きなどの店が立ち並び、1軒1軒店の中を覗き込む。
仕事終わりの最初の1軒目は、客の入りが少ない店で、ちょっとゆっくりしたい。
オークモールを一通り見て回り、自分の鼻を信じて気になった「二子玉酒場 八」へ入ることに。
八だけは大衆酒場の匂いを放っていたのだ。
いや、大衆酒場って書いてあった。
![二子玉酒場 八](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八02.jpg)
店内にはすでに出来上がっているグループがいる。
楽天の社員だろうか。
ここにいるビジネスマン風の方々は、全員楽天社員なのではないかと思ってしまう。
もちろん、自分のような人間もいるので、そんなことはないだろうけど。
おつまみメニューは200円台から一番高くても400円台。
299円から499円と、ぎりぎりで3桁目を安く見せる値段設定がいい。
人間、3桁目と4桁目で高低を判断するものなのだ。
![つまみのメニューがお手頃](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八01.jpg)
おすすめメニューは、この日は牡蠣がメイン。
広島産の牡蠣がこの値段で食べられるとは。
牡蠣を食べたいところだが、どうせなら生がいい。
バターやフライ系を最初に食べてしまうと、あとがきつくなるから、見合わせよう。
![おすすめメニュー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八03.jpg)
酒のメニューはビール、サワー、ハイボールなど無難なラインナップ。
いいじゃないか。まさに大衆酒場。
![お酒のメニュー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八04.jpg)
まずは角ハイボール(399円)。
仕事の後の1杯は、どんなことがあっても旨い。
男には背負った十字架を下ろす時間が必要なのだ。
ぐっと飲み込むと、炭酸のビリビリに、サントリー角の香りが口の中に広がる。
空きっ腹にアルコールが染み渡る。
![角ハイボール](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八05.jpg)
お通しはないので、軽くたぬき奴(299円)を注文。
アルミの皿で出てくるのがいい。
豆腐一丁に細かめの揚げ玉、ねぎと海苔、たっぷりのつゆ。
僕は豆腐は好きだけど、ただ醤油をかけただけの冷奴というのが、嫌いではないがピンとこない。
冷奴に日本酒をキュッとやる、のに憧れはあったのだが、まだその域には達していない。
![たぬき奴](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八06.jpg)
角のほうから箸で崩してひと口。
さくっとした揚げ玉の食感に、豆腐の柔らかさ、かかっているつゆが甘みがあって美味い。
最近、たぬき奴を出す店があるが、ここのたぬき奴は好きな味だ。
市販のめんつゆをかけたものを、家で食べることがあるが、それよりは格別に美味い。
煮込み中(399円)も注文。
アルミの入れ物に入った煮込みが、大人の給食のようでいて、なんとも美味そうだ。
![煮込み中](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八07.jpg)
煮込みはあっさりとした味付けに、もつの臭みはほとんどない。
これもまた美味い。汁を全部飲み干せる美味さだ。
煮込みで分かる、その店の実力。
煮込みが美味くて、焼き物の味付けをお任せできる店は、大体外れない。
たぬき奴と煮込みだけで十分に満足できる。
この店はいいぞ。
![ここは安くて旨い](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八08.jpg)
奴と煮込みときたら、今日は日本酒(399円)をいっちゃおう。
常温の日本酒を一合。
徳利から小さなお猪口に注ぐ。
この所作が好き。
こうしてお猪口に注ぎながら、ちびちびとゆっくり飲む時間が必要なのだ。
日本酒を飲む時間というのは、ハイボールやビールのジョッキを飲み干す時間とも、また違った流れに感じるものである。
![日本酒1合](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八09.jpg)
ここは二子玉で安く飲むには最高じゃないか。
少し騒がしい感じもするが、カウンターで安くサクッと飲むのにちょうどいい。
騒がしいのは客にもよるが、店内のBGMはテレビだけなのが好感持てる。
ガンガンに音楽を流している店は、仕事終わりには少々疲れてしまう。
二子玉川は、街並みが落ち着いていることは去ることながら、飲んだ後に駅前のライズの、きれいなトイレを借りれるところも良いのだ。
ちょっと疲れた時、落ち着いて飲みたい時は、二子玉川に限る。
![いい店だ](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2023/09/八10.jpg)
日本酒一合を飲み干し、もう一合くらい飲みたいところだがこの辺で。
値段もさることながら、ちょっとしたつまみが美味く、美味しく酒が飲める店だった。
会計は1,646円
さて次に行こうか。
2020年11月訪問
二子玉酒場 八
東京都世田谷区玉川2-21-1 ライズオークモール 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131708/13250291/
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