中目黒「新潟 三宝亭 東京ラボ」トロトロで熱々の全トロ麻婆麺は麺もライスも美味すぎた！

久しぶりに中目黒に来たので、何か美味しい物を食べたい。
食べログで調べて「新潟 三宝亭」を探す。今日はそこを目指してきたのだ。

中目黒の商店街をきょろきょろしながら歩いていると、けっこう良さげな居酒屋などが目に止まる。
ここで飲んでみたい。どうしても酒のことを考えてしまう。
平日の昼間に中目黒で飲むのも良さそうだ。
そういえば、去年は会社休んで昼飲みが実現できなかったな。

そんなことを歩いていると、いくら歩いても店が見つからない。
食べログの地図を確認すると、すでに通り過ぎているようだ。
また戻るもなかなかに見つからず、道路の左右の店を一軒一軒確認しながら歩き、やっと見つけた。

どうも店がわかりにくくて、店の前を通りかかったのに、この店があるのを気づけなかった。
店の佇まいが和食屋か何かと勘違いしたのだろう。

店の扉を開けると、すでに14時近いのに、待っている先客が2名。
店内はカウンターに空席があるものの、オペレーションが追い付いていないようだ。

待っている間にも、iPadで一生懸命何かを打っている方がいた。
最初、何か発注業務をしている店員さんかと思ったら、お客さんだった。
その方は席についてもなお、キーボードを打ち続けていた。
さぞお忙しいのだろう。
その反面、僕は仕事の時間を費やして、ここで順番が来るのをただただ待っている。

20分くらい待ってカウンター席に通される。
腹ペコなので、昼のメニューを確認のうえ、即座に全とろ麻婆麺(1100円)を注文。
こちらはライスも付けられる。

夜のメニューにも一応目を通す。
ピータンやよだれ鶏などの、おつまみメニューもあるので、ここで一杯飲めそうだ。
ただ、いかんせん一人飲みだと、このおしゃれな雰囲気の中、だらだらと飲むわけにもいかなそうだ。

この日は白いシャツで来たので、エプロンを着用。
すると、エプロンのどこから腕を通せばよいか分からず、混乱して店員さんに手伝ってもらった。
さすが中目黒のおしゃれなお店はエプロンも違う。

注文して10分程度で、注文した全とろ麻婆麺が到着。
ライスは半ライスだ。

全体的に赤い麻婆にニラの緑が良い彩だ。
中央に刻みねぎが乗っているのもいいではないか。

空腹も手伝い、見た目と立ち上る香りでよだれが出てくる。

麺はどんな感じかと持ち上げると、麻婆の引力で重い。
ラーメンスープに麻婆豆腐を乗せたのではなく、スープ全体がどろどろの麻婆豆腐になっている。

麺は中太のストレート麺で、ちゃんぽん麺に近い感じだ。

熱いうちに早速麺をすする。
麻婆のとろみをしっかりとまとった麺は、熱々で麻婆の旨味に山椒の香りを運んでくる。
麺の硬さがしっかりと硬めなのがいい。
麻婆のとろみのとろみの中で、しっかりと麺の存在を感じられることができる。

五目餡かけラーメンなどで麺にこしがないと、とろみの中で存在がなあなあになることが多い反面、ここの麺はいい。

四川風の麻婆豆腐は、山椒がびりびりとするものも多いが、この店の麻婆豆腐はちょうどいい。
何か薬味をかけてみようかと卓上を見ると、ぶどう山椒、花椒など聞いたことのないものもある。

いや、これ以上ここには調味料を入れないのが、ちょうど良さそうだ。

麻婆をごはんの上に乗せて、ミニ麻婆丼にして食べる。
これがまた美味かった。
四川風ではあるものの、日本人の口、ごはんに合うようにちょうどよく出来ている。

お店のメニューには、麻婆丼を作る際は早めに、との記載があるが、僕が食べる速度だと十分に熱さを保持した状態で最後まで楽しめた。

ちらっと隣を見ると、季節限定のカツライスに麻婆豆腐をかけたメニューを食べているようだ。
これもやけに美味そうで、一口分けて欲しかった。

とろとろの麻婆豆腐はいつまでも熱くて、ずっとそのままの美味しさを味わえる。
とろみをっまとった麺を、ずずずっとすすのが気持ちがいい。

これは絶対にまた来たい。
やはり昼時過ぎても並ぶだけのことはある。
美味い。

スープというか、麻婆豆腐をすべて平らげてごちそうさまでした。
ライスはもう少し欲しかったくらいだった。

後から入ってきたお客さんには、酸辣湯麺を注文している方も多いようだ。
酸辣湯麵も魅力的だが、僕はまたこれを食べたいな。そう思った。

14時はとっくに過ぎているのに、それでもまだお客さんは待っている。
ゆっくりするのも悪いので、速やかに会計を済ませて、店の外に出た。

暑かった夏も終わりに差し掛かり、少し涼しくなってきたが、店を出る時には汗でびっしょりだった。
店の外観を写真に撮ろうとしたら、韓国人らしきカップルが写真を撮っていた。

中目黒には仕事の関係で時々来るが、最近中国や韓国の方が増えたように感じる。
この辺りは飲食店が多いが、どういう観光をするのだろうか。

2023年10月訪問