なんつっ亭 川崎店で〆のラーメンチャーハンセットをいただいた正直な感想。

空前のラーメンブームの際に話題に上がること度々だった「なんつッ亭」
秦野が本店だが、川崎アトレのラーメンシンフォニーにも支店がある。

ここラーメンシンフォニーも入れ替わりが色々あったが、未だにここで生き抜いているのはすごいと思う。

僕自身、そこまで色々なラーメン屋を知らないので、シンフォニーのどのラーメンが美味しいのか分からず、
知っているなんつッ亭の前で足が止まる。

店先には名物店主と、その他の登場人物のイラストが。
この店主は一時期はよくテレビで観たな。あと中村屋。

数年ぶりに暖簾をくぐってみることに。

店内は先客が数名。
以前は行列ができるほど並んでいたけど、その面影はもはやない。
否定的な意味ではなく、ラーメンブームで話題になったラーメンってそんなもん。

メディアで取り上げられれば人は来る。
ほとぼり冷めたら、好きな人だけ来ればいい。
(お店の方はそう思ってないかもしれないけど)

にしても活気がないなあ・・

ラーメンとチャーハンセット(980円)を注文。

セットの炒飯には、ネギと紅生姜が乗っている。
ちょこっとしたこのサイズが食べやすそうだ。

麺を持ち上げると、黒マー油の香ばしい香りが立ち上ってくる。
スープをすすると、臭みのまったくない優しい味の豚骨スープに、黒マー油のアクセント。
何年ぶりかに来たけど変わらない味。

でもちょっとぬるい。

もやしのボリューム感と、チャーシューの厚みが食べ応えある。
麺は硬めでも良かったかな。

ただ、前から感じていたけど、パンチが少し足りないように思う。
これはこれで好きな人もいると思うけど、見た目のパンチと食べた時のパンチにギャップがあるのだ。
もう少しにんにくとか利かせれば良いのではないかなと感じた。

チャーハンはパラパラだけど、少し米が硬い。
作り置きなのか分からないけど、ところどころ、炊けてない米みたいな硬さを感じた。
たまたまこの一杯がそうだっただけかもしれないけど、この点に関しては残念だった。

秦野本店のほうは相変わらず人気なのか分からないけど、川崎はもう少し頑張って欲しいな。
会社もそうだけど、一番熱のある店主が離れた店というのは、少し味が変わってしまうのだと感じることが多い。

食べ物の美味しさにも、作る人の熱量があるのではないだろうか。

もう一度味を確かめにいこうかな、とクセになる味ではあるので、今度はもう少し熱めのスープで出してくれると嬉しい。
これが正直な感想。

2019年8月訪問

＜この記事の動画はこちら＞
https://youtu.be/uoWDIf4syrE