朝8時から飲める川崎「養老乃瀧」で朝呑み。大手チェーン居酒屋では唯一無二の朝呑みできる居酒屋だ。

朝呑みできる街「川崎」で朝8時から飲めるチェーン居酒屋「養老乃瀧」
養老乃瀧といえば、元祖チェーン居酒屋で、学生時代からよくお世話になっていた。
昨今では昔ほど見なくなったが、ここ川崎では健在だ。

24時間営業の居酒屋はあるが、朝8時から24時まで規則正しく営業している。
チェーン居酒屋にしては唯一無二の存在だと思う。

ずっと営業しているより、朝8時のモーニングの時間に開店する、というのがなんとも良いではないか。
休日の10時台、営業している居酒屋といえばすぐに思い付くのがこちら。
川崎駅を降りて、京急川崎駅方面にまっすぐに向かってきた。

10時台に入店すると、すでに酔客が盛り上がり、まるで夜の居酒屋のような雰囲気だ。
その喧噪を横に、カウンター席へ腰を下ろす。
アクリル板で区切られたカウンター席は、どこか個室のようで僕は好きだ。

この時間から飲んでいる人の中には、夜勤の人とかも含まれているのだろう。
昔僕も一時期夜勤をしたことがあるが、晩酌ならぬ朝酌が出来る居酒屋は当時なくて、毎日コンビニ呑みだった。
こういう居酒屋があると、夜勤明けに寄りたくなる気持ちはよく分かる。

養老乃瀧は酒飲みの味方だ。

まずは何冊かあるメニューに目を通す。
酒のメニューは焼酎、ハイボール、日本酒などなど。
中でも僕が養老乃瀧グループに来たら、バクハイは必須だろう。

それは後で頼むとして。

つまみのメニューにも目を通す。
焼き物からがっつり系まで、酒を飲む飲まないにかかわらず、食事も楽しめるメニューとなっている。
中でも目を引くのは牛丼だ。
居酒屋チェーンでなぜ牛丼？とは思うが、個性があっていいではないか。

本日のおすすめメニューもちゃんとある。
朝8時から営業しているとは思えない、きっちりした仕事をしておられる。

地酒も安いなあ。

なにはともあれ、養老ビール(440円)。
ラベルが養老ビールに変えられているだけだが、ラベルが違うだけでなにやら違ったビールに思える。
養老乃瀧のロゴが入ったグラスもいいな。これ欲しい。

養老ビールをグラスに注ぎ一杯飲む。
やっぱり朝一番のビールは美味い。ふわーっと酔いが胃に沁み込んでくるようだ。

お通し(210円)は松前漬け。
よく分からない煮物とかよりは、こういうのが朝一にはちょうどいい。
松前漬けを食べていると、旅館の朝食で一杯やっているように思えてくる。

いくつかつまみを注文したが、出てくるまで時間がかかりそうで、お通しでビールを1本空ける。
お通し不要説もあるが、酒を飲むのにちょっとしたつまみがあるのは、それはそれでうれしい。
物にもよるが、僕はお通しは完全不要とは思わない。

続いて養老名物のバクハイ(310円)。
一応書いておくと、バクハイとはウイスキーをビールで割ったもの。
ビールより安く効くジャンクな酒だ。

味はビールとウイスキーが混ざっているせいか、ビールのようでいて、ホッピーのようにも感じる。
すごく旨いというより、養老乃瀧グループに来たら、これを飲まないと帰れない、といった飲み物。

注文していた海老塩焼き(350円)が到着。
早めの時間だというのに、お客が多いせいか、店員さんも忙しそうだ。
川崎の朝は早い。

焼き物の、鶏ささみ串(150円)、鶏もも串(140円)も到着。
見た目からいって炭火焼きではないと分かる。

チェーン居酒屋にそこまで求めていないので、これでいいのだ。
皿の隅にある辛子味噌がなんともいいではないか。

まずは焼き鳥を熱いうちに。
表面がほどよくパリッとして、熱々で無難に美味い。
辛子味噌を少し付けて食べると、バクハイの最高のアテになる。

海老の塩焼きも熱いうちに。
殻ごと食べようかと迷うが、持った感じ殻がけっこう硬そうなので、上品に向いて食べる。
塩焼きは海老の甘みを引き立てるので、一番好きな食べ方だ。

海老の身にかぶり付くと、予想通りに塩が甘みを引き立てて美味し。
これもまたバクハイがすすむ。

周りを見回すと、年配の客が多く、ご夫婦で来られている方もちらほら。
朝から鍋をつついて日本酒をやっている。

この時間から夫婦で飲むということは、夜勤明けではないだろうし、どういう生活リズムなんだろう。
妻子ある自分が同じ時間で飲んでいることは棚に上げて、そんなことを考える。

我が家は自分以外は酒を飲まないので、老後に夫婦で朝から居酒屋で鍋なんて、なんともいいではないか。
ないものねだりではあるが、老夫婦を見てそんなことを感じてしまう。

カウンター席はもっぱら一人客。
同年代かもう少し上の男性客ばかりだ。
酒好きの同士たち、そんな感じがする。

バクハイをお替りして、つまみを平らげごちそうさまでした。
会計は2,101円。

2022年04月訪問

＜この記事の動画はこちら＞