高津駅の立ち飲み屋で一杯飲んで、今日はナポリタンで〆たいと思っていたので、レストランユニオンを目指す。
高津駅と溝の口駅からちょうど同じくらいの距離にあり、駅の喧騒から離れたところにポツンとある。
大体徒歩で7分くらいといったところだろうか。
ほろ酔いで気分よく歩いていると、オレンジ色に光るレストランユニオンの看板を確認。
存在は知っていたが、訪問は初めてだ。
昔ながらのナポリタンまたは洋食を食べたい、と思い食べログの写真で自分を慰めていたのだが、やっと来ることが出来た。この辺りはしょっちゅうウロウロしているくせに、近いようでいて遠い存在だった。
店内を覗き込むと、スーツ姿の4人組と老人とその子の家族連れの2組が先客でいる。
店先には本日のサービスメニュー800円とある。
これが何やら品数多く、ボリューム満点らしいが、今日は単品で少し飲んで〆たい。
店の看板はレストランだが、入り口は街の食堂を思わせる佇まい。
昔ながらのレストランといった感じで、心惹かれるものがある。
店内に入って、一番入口の2人用テーブルに座る。
お座敷席などもあり、店内は完全なる食堂だ。
テーブルや椅子、置物などに家庭的な雰囲気すら感じる。
英語に訳すとレストラン、そんな感じだ。
まずはメニューに目を通す。
時間限定ハッピーアワーで280円のつまみがある。今回は残念だがこれは頼めない。
ハッピーアワーに間に合うサラリーマンって少ないと思うのだが、これは誰をターゲットにしているのだろう。
平日休みの人か?17時には退社できる人か?
昭和のサラリーマン「5時から男」の名残なのだろうか。
酒のメニューは結構安い。
こういうレストランは、酒がそこそこ高いイメージがあるが、安い居酒屋並みの価格設定だ。
まずはハイボール(220円)を注文。
濃くはないが、2軒目なのでちょうど良い濃さだ。
ハイボールをちびちび飲みながら、食事のメニューにも目を通す。
かなりの数があり、たいていの洋食は網羅されているようだ。
壁にもメニューが貼られており、テレビで紹介されたことが主張されている。
まいう~、でボリューム満点の定食が紹介されたようだ。
ハンバーグやスパゲッティだけでなく、サンドイッチやニラ玉定食など、普通の定食もやっている。
これだけのメニューに対応するのに、毎日どういう計画で仕入れしているのだろうか。
メニューが多い飲食店に行くと、いつも感心させされる。
〆の前にハムエッグ(480円)をアテに軽く飲もうか。
居酒屋のハムエッグを想像していたので、軽い気持ちで注文したのだが、これがきて驚いた。
ずいぶん大きいなと思って、ハムをどかしてみると、卵3個も使っている。
ハムエッグの下には、キャベツともやし、コーンのサラダもしいてあり、これだけでかなりのボリューム。
ささっと醤油をかけていただく。
まあ、普通のハムエッグだ。これでいい。
軽くつまむつもりだっただけに、味よりも食べきれるか、というところに意識が向いてくる。
すでにナポリタンを注文してしまったので、こんな感じのボリューム感だったらどうしよう。
残すことだけは許されない。
しばらくすると、小さなサラダが運ばれてくる。
注文してないぞ?と思ったのだが「味噌汁ちょっと待っててね」というおばちゃんの言葉に思った。
これってナポリタンについてくるやつか。
追うようにして、ナポリタン(680円)が到着。
思ったよりデカ盛りというわけではないが、それでもそこそこボリュームがある。
人によっては大盛だろう。
しかしながら、ナポリタンで〆るという想いは叶った。
こういう昔ながらのナポリタンで〆たかったのだ。
具はウインナー、玉ネギ、マッシュルームのシンプルなナポリタン。
ケチャップべちゃべちゃで美味い。食べたかったやつだ。
しかしながら、ナポリタンにもサラダと味噌汁が付いてくるとは思わなんだ。
食べきれるのか?という不安感とは裏腹にナポリタンは美味い。
粉チーズをかけたり、タバスコかけたりして食べる。
味噌汁はシンプルなワカメの味噌汁。
よくある食堂で出てくる味噌汁の味だ。ナポリタンのケチャップ味にいい舌休め。
ハムエッグもつまみつつ、ナポリタンを食す。
なかなかにハイボールが入り込む余地がない。
一心不乱に飲み食いしてなんとか完食。
当たり前だがかなり腹いっぱい。
なんだかんだでハイボール2杯、ハムエッグ、ナポリタン、会計は1,600円。
また来たいと思うのだが、今度はランチに腹を空かせて来たい。
もしくは飲んだ後に、完全に〆だけに来るんだな。
次は定食か単品のみで行きたい。
2022年06月訪問
ユニオン
神奈川県川崎市高津区坂戸1-5-20
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14021021/
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