東急百貨店で、昼から天ぷらをアテに一杯やり、たまプラーザの駅から離れて休日の街を散策する。
たまプラーザは駅前こそ開発が進んでいるが、少し駅ら離れると、昔ながらの閑静な街並みが広がる。
小さな飲食店やお店が立ち並ぶ路地を、酔った身体でふらふらと歩くのは実に気持ちいい。
酔ってハイになるのではなく、ぼんやりとした意識で、ぼんやりと歩き回るのが昼飲みの醍醐味だ。
若いカップルや家族連れを横目に歩いていると、「炭火焼肉酒房 雷音」の看板が。
たしかここ、一度来たことある。
店の前を通ると、ランチ営業をしているようだ。
以前は夜のみだったような気がしたが、昨今の時短営業(2020年当時)などの営業で、ランチ営業も始めたのかな。
ランチメニューが1000円台で、酒も290円。
これはちょうどいい。
扉から店内の様子はうかがい知れないが、酒の勢いで入ってみる。
昼時を外したので、店内には先客1組のみ。
シックで落ち着いた雰囲気だ。
こちらは溝の口と高津にもある焼肉屋で、溝の口の店舗には子どもが生まれる前に、何回か夫婦で行ったものだ。
子どもが独立したら、あの時のような夫婦の時間が訪れるのだろうか。
今はそんなことはまったく想像が出来ない。
たまプラの雷音は、過去1回家族で来て、たしかあの時は座敷席だったかと思う。
注文はランチメニュー焼肉セットB。
ライスはなしでも良い気がしたが、ライス抜きというのも味気ないので、そのまま注文。
ランチドリンクのハイボール(290円)を注文。
カットレモンが入った角ハイボール。
少々薄い感じはするが、ジョッキなみなみなのがうれしい。
ほどなくして、店員さんが卓上に炭火の入った七輪を置いてくれる。
使いこなした七輪ではなく、なんともおしゃれな七輪ではないか。
こういうの家にもほしいな。
まずは焼肉セットB(1,200円)のサラダと前菜をいただく。
前菜は、ナムル、韓国海苔、キムチ、冷奴。
酒を飲むのちょうどいいつまみだ。
韓国海苔やキムチをつまみ、ハイボールをちびちび飲む。
そこまで空腹では時は、こういうのでちびちびやるのがいい。
注文してからだいぶ時間が経って、鶏肉とカルビ、ライスとスープが到着。
こういうタイムラグは、空腹の昼飯の時は多少イラつくけど、酒を飲んでいる時はゆったりと待てる。
人生ゆとりが必要だ。
余計なストレスとは、ゆとりのなさが生み出す産物なのかもしれない。
ごはんは大盛無料とのことだが、この後もう1軒ばかし回りたいので普通盛りで。
肉を前にして、いささか空腹感が出てきたので、一気に焼く。
このお洒落な七輪の上で焼く肉は絵になるな。
鶏肉を選択したのは、値段もさることながら、焼けるのに多少時間がかかるので、あえて選んだのだ。
あと、飲み歩きの際は、脂身が少なく負担が少ない。
そういった理由で、正肉があるホルモン屋だと、よく鶏肉を頼む。
焼けたカルビからたれに付けて頬張る。
甘いたれにカルビが美味い。
ここ雷音はリーズナブルなのに肉が美味い。
カルビに白米もハイボールもよく合う。
ハイボールをお替り。
JPOPと店員さんが食器を片付ける音をBGMに、一人で焼肉をつつく。
なんとも贅沢な休日のひと時だ。
ワイワイガヤガヤしたお店より、たまプラーザに来たらこういう店がいい。
ハイボールを飲み干し、焼肉とごはんを平らげ、ごちそうさまでした。
会計は1,683円。
酒2杯飲んで、この値段はお値打ちだ。
雷音はこのあたりにしては、かなりリーズナブルに焼肉を楽しめるのでおすすめです。
2020年06月訪問
炭火焼肉酒房 雷音 たまプラーザ店
神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-21-12 Y45たまプラーザビル B1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140201/14064790/
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