登戸駅を生田緑地方面に降りてすぐ、「寿司うなぎ」という文字が目に入ってくる。
僕がまだ20代の頃から、そのもっと前からあるであろう「新橘(しんたちばな)」。
一度だけうな重を食べに入ったことがあったが、その頃の記憶はほとんどない。
この店の前を通るたびに、レトロな食品サンプルが目につき、もう一度入ってみたいと思っていた。
値段をみても定食が1000円代の物が多く、このあたりに住む学生が手軽に入れる感じの店ではない。
40代になった今、多少20代よりも懐が温かくなったので、思い出を遡る扉をガラガラと開いてみた。
店内には先客が何組か、家族連れで定食を食べている方が多く、酒を飲んでいる客はいない模様。
カウンター席に通され、メニューを見ると刺身と焼き物がそこそこいいお値段。
口にこそ出しはしないが、僕のスカウターはすぐに値段に反応してしまう。
こういうクセは生涯なくなることはないんだろうな。。
今日の目当てはうなぎ。
事前にこの店のことをネットで調べて、うなぎの3本盛があるということは把握していたのだ。
じゃっかん、隣に書いてあるやきとり5本盛も気になるが、うなぎ3本盛(800円)を注文。
そして、生ビール中ジョッキ(620円)も。
生を飲みながら周りを見回すと、定食も美味しそう。
この日はじゃっかんの二日酔いを抱えていたが、アルコールが胃に到達すると、少しだけ和らいだ気がした。
これが迎え酒というやつか。。
短冊メニューを見ながら、一度だけ来た時のことを思い出そうとしたが、なかなか思い出せない。
でも、あの食品サンプルを見て入った記憶と、登戸駅前なので入ったことは間違いないだろう。
僕の中では優先順位の低い思い出なのかもしれない。
うなぎ串を待つも、かなり時間がかかるようで、ビールを飲み干し、角ハイボール(450円)。
これを一口飲むも、かなり炭酸が弱い。気が抜けている炭酸水を使っているように思える。
ちょっとがっかりしたが、こういうこともある。
これもまた入ってみないと分からないことだ。もしかしたら今日たまたまかもしれないし。
かなり待ってうなぎ串3本盛が到着。
待ったぞ~。。
3本盛は、かぶと、たんざく、肝の3本。
出てきた瞬間の印象をはっきり言うと、やけに小さい。
もう少し串いっぱいに付けても良いのではないか、そう感じてしまう。
小さなかぶとから大切に食べる。味は悪くないが、やはり小さいので食べ応えがない。
ハイボールの残りも少なくなってきたが、もう一杯頼むにはちょっとうなぎ串が足らない。
お替りはせず、うなぎ串をしっかりと味わってごちそうさまでした。
生ビール中、ハイボール、うなぎ3本盛で2,120円。
う~ん、じゃっかん高くついた感じは否めないな。
2019年12月訪問
新橘
神奈川県川崎市多摩区登戸3402
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140506/14020524/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/9HGuCXsOV2E