家族で厚木七沢の釣り堀に遊びに来た帰り、本厚木を通りかかったので、久しぶりに「らー麺 本丸亭」にやってきた。
本丸亭は、一番好きな塩ラーメンのお店で、一番最初に食べたのは、川崎駅前のラーメンシンフォニーの支店だった。数年前にその店舗はなくなったので、子供が生まれる前は、夫婦で本丸亭を目指してよく車を走らせていた。
駐車場が狭いので、空いてなかったら諦めようと思っていたら、運よく1台空いていた。
コインパーキングにお金を払ってまでラーメン食べたい、と思わないので、基本的に駐車場がないラーメン屋に車で行くことはない。
数年前ほどの行列は出来ておらず、待っている先客は3組程度。
あの当時は、テレビでもラーメンを取り上げて、ラーメンブーム真っ只中だったもんな。
美味しいと話題になったラーメン屋には、とことん長蛇の行列ができる。
今もなお、ラーメンは人気だが、あの頃のブームは今考えてもすごかったと思う。
並びながら、メニューを決めておく。
と言っても、僕は本丸亭では一択だ。
待っている間に、順番が近くなると、店員さんがメニューを聞きに来てくれる。
順番が来て、家族4人くの時のカウンター席に腰を下ろす。
子どもにしてみると、少し椅子が高いようだ。
店内には漫画、水槽、YAZAWAのポスター。
ラーメン屋とは思えない自由さだ。
しばらくして、注文していた赤丸塩らー麺(950円)が着丼。
このチャーシューの上に乗っている、辛い肉味噌が旨いんだ。
まずは肉味噌をスープに溶かずにそのままいただく。
すっきりと透き通った味の塩スープ、春菊の香りがふわっと香り、なんともいえない美味しさ。
春菊をすき焼き以外で食べるのは、本丸亭の塩ラーメン以外、記憶をたどっても他にない。
ここの塩ラーメンは、出汁もさることながら、塩自体が美味しいのだと思う。
麺は少し平なちぢれ麺。
しっかりと噛み応えがあって、すっきりした塩スープに合う。
麺とスープをスタンダードに味わい、辛味噌を溶く。
この味噌がけっこう辛くて、これが塩スープに溶け込むとまた、違った味わいになる。
チャーシューはびっしりと身が詰まった、いわゆる町中華のラーメンに入っているようなものではない。
脂が多めにあって、口の中でほぐれてゆく。
この脂多めなのが、すっきりとした塩スープにコクを与えてくれるように感じる。
辛味噌をほぐしたスープは美味しさを感じられる辛さだが、食べ進めていると、額に汗がにじんでくる。
妻はノーマルな塩ラーメンを食べているので少しもらうと、赤丸を食べた後だと、少しパンチが物足りない。
やはり僕は赤丸塩らー麺が大好きなのだと再確認した。
スープを全部飲み干してごちそうさまでした。
店内にあった、厚木時間というフリーペーパーをもらって来て、その日の晩酌でつまみにした。
厚木のスナック特集とのことで、なんとも良い特集ではないか。
スナックは付き合いで行ったことがあるが、未だに一人では行ったことがない。
2022年05月訪問
らー麺 厚木 本丸亭
神奈川県厚木市幸町4-10
https://tabelog.com/kanagawa/A1408/A140802/14000181/