ハシゴ酒8軒目の店を探して、本厚木駅の南口方面へまた移動する。
缶チューハイ合わせて、ここまでで10杯は飲んでいる。だが、濃い酒は飲んでいないのでほろ酔いだ。
とにかく歩き回っているので、少し疲れてきた。
酒を飲んでは歩き、飲んでは歩きの繰り返しである。
いい大人が何をやっているのか、と言われるとそれまでだが、ここは遠く離れた本厚木。
旅の恥は掻き捨てである。
もう16時を過ぎているので、飲み屋は開き始めるであろう。
次は行ってみたかった店へ。ハイボール50円、メガハイボール90円の看板に目が釘付けになる。
店の白い看板には「名物!ペラペラ焼きと川崎喰いのお店」とある。
川崎喰いと聞いたら入るしかない。
ということで「本厚木ホルモンセンター」へ入ってみることに。
店内は先客が数名でカウンターは自分一人だけ。
目の前がステンレス張りで、コンロが置かれる場所はライトアップされている。
なかなかにおしゃれな空間である。
まずは酒のメニューに目を通す。
メガハイボールは810円とあるが、19時までの注文分、フードオーダー2品の条件で90円とのこと。
つまみメニューは焼き物、刺身、一品料理。特に焼き物のメニューが豊富。
多からず少なからず、選びやすい。
お通しのキャベセン(280円)。これは食べ放題とのこと。
この細かいキャベツは、白米代わりに川崎喰いに食べるのだろう。
メガ角ハイボール(90円)を注文。
このボリュームで90円はうれしい。
まずは、名物ペラペラ焼き(390円)。
ペラペラ焼きっていう名前が気になった。
ペラっとしたもつを焼いて、ニラ唐辛子の辛ニラと一緒に食べるらしい。
ちなみにこの辛ニラはお替り自由とのこと。
さっそくペラっとしたもつを焼いていく。
ライトアップされたもつが美味そうだ。
ただ焼くだけでなく、見栄えもちゃんと意識されているようで素晴らしい。
写真に撮った時に、映えるように配慮されているのだろうか。
あっという間に焼けた白もつを、辛ニラと一緒に食べる。
ジューシーなもつに唐辛子の辛みの効いたニラが合う。
ピリ辛でこれは美味い。
もつの脂の甘みと辛みのコントラスト、散々飲み食いした胃が活性化されるようだ。
フード2品目の鶏せせり(370円)。
せっかくホルモンセンターに来たのだから、ガッツリいきたいところだが、あと2軒あるので鶏肉にした。
せせりを焼くと、焼いた煙にせせりが映える。
これまた美味そうに演出されている。
せせりはキャベセンと一緒に食す。
ごはんの代わりにキャベツで肉を食う。これが川崎喰いだ。
せせりも川崎喰いというのか、正直よく分からないがまあいいだろう。
川崎喰いという、ワードと共に楽しめればそれでいい。
せせり自体もたれの味が付いているが、ポン酢のようなタレでいただくと、さらにサッパリして美味い。
ここはいいぞ。
メガハイボールを片手に、無心でせせりをつつく。
酔いも手伝って、そろそろメガジョッキが重く感じてきた。
ホルモン屋さんが数あれど、ここホルモンセンターは実に食べ方が凝っていていい。
休日もハッピーアワーがあるし、最高じゃないか。
最後の力を振り絞ってメガジョッキを飲み干し、ごちそうさまでした。
会計は1,243円。
メガジョッキを飲んで、これだけ食べて1000円台は安い!
さあ、次で9軒目だ。
2020年11月訪問
本厚木ホルモンセンター
神奈川県厚木市泉町2-9 成都ビル 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1408/A140802/14063632/
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