午前中から飲み歩きを始めて9軒目。時刻は17時になり、外はだいぶ暗くなってきた。
たいぶ酔っぱらったので、どこか軽く飲める店はないだろうか。
疲れて遠くまで歩く気力もないので、駅前でどこか店を探す。
駅前には吉野家などの牛丼屋もあるので、そういったところで1杯やろうか。
今から居酒屋の喧噪感の中、お通し、1品料理などで飲み始めるのも少々厳しい。
ふらつきながら歩いていると、チューハイ150円立ち飲みの看板が。
その下には「ドラム缶」のちょうちんがぶら下がっている。
こんなところに立ち飲みのドラム缶があったのか。
17時過ぎですでに開店しているようなので、雑居ビルのエレベーターに乗って様子を見ることに。
4階まで上がると、雀荘と隣合わせになったドラム缶だらけの酒場が広がる。
ドラム缶は川崎の店舗にも行ったことあるけど、こういう雑居ビルの中にあることが多い。
ドラム缶が並んだ店内は、なんともいえない雰囲気だ。
壁にはメニューの短冊がびっしり。
この独特な雰囲気がたまらない。
メニューも100円~200円台とかなりの激安。
数人で来るというより、一人ふらっと来て、サクッと飲んで帰るのにちょうどいい。
梅干しサワー(300円)を注文。
さっぱりしたいので、ガシガシと梅を潰して飲む。
ジョッキを置くたびに、ドラム缶のガンッという音が鳴り響く。
まだお客があまりいないが、満席になったら、ドラム缶の大演奏会になるのではないだろうか。
ドラム缶上に置かれたざるにお金を用意しておく。
最後に会計より、引き換えにお金を払うシステムのほうが分かりやすくて好き。
なんとなく、駄菓子屋さんに小銭持ってくるような感覚である。
浅漬け(100円)を注文。
お腹いっぱいなので、こんな感じですいません。
何かこう、もう少しおつまみを頼みたいところだが、〆もあるのでこのくらいで。
立って飲んでいると、だいぶ足元がふらついて来たのが分かる。
座っていたり歩いていると、あまり気が付かなかったが、まっすぐに立とうとすると、後ろに引っ張られるのだ。
まずいな、だいぶ酔いが回ってきた。
にも拘わらず、漬物をポリポリしながら飲んでいると酒がすすむ。
漬物が少しあるので、チューハイ(150円)を追加。
150円ってコンビニの缶チューハイより安いじゃないか。
すっきりとしたチューハイは酔った身体に優しい。
後ろに倒れないように、なるべく胴体を前傾させながら、チューハイジョッキを傾ける。
チューハイを飲み切り、ガンッと最後に〆のドラム缶を鳴らす。
ざるに余った小銭をポケットに突っ込み、ごちそうさまでした。
会計は550円。
マジかよ!
ここは酒飲みの駄菓子屋である。
さて、10軒目の〆に行こうか。
2020年11月訪問
立ち飲み居酒屋 ドラム缶 本厚木店
神奈川県厚木市中町2-1-23 イレブンビル 4F
https://tabelog.com/kanagawa/A1408/A140802/14078618/
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