本厚木の街は、古き良き風俗関係のお店なども健在で、歩いていて楽しい。
昨今では、風俗店などは跡形もなくなり、クリーンに変貌していく街が多いが、厚木は古き良き慣習がどこかしこに残っており、ノスタルジックな気分にさせてくれる。
入らなくとも、何やら淫靡な看板を雑居ビルに見かけるとうれしくなるのだ。
さて、2軒回って3軒目の店を探す。
時刻はそろそろ12時になろうとしている。
本厚木の街には居酒屋が多いが、昼からやっている店をあまり知らない。
どこかないかと歩いている時に、ふと前に気になった居酒屋を思い出した。
以前本厚木に来た時に気になっていた「海鮮うまいもの家 七福」。
夜営業のみの居酒屋かと思ったら、ちょうど昼から営業しているようだ。
店頭に置かれているメニューがかなり魅力的。
写真もさることながら、字が「これ美味いぞ!」とアピールしてくる。
斜め上に上がっている文字が、お店の勢いを感じるではないか。
時刻はちょうど12時頃。
開店したばかりなのか、先客は1名のみ。
一人なので、カウンター席に腰を下ろす。
カウンターの上にはメニューの写真、一升瓶の空きビンが並び、なかなか良い雰囲気だ。
メニューに目を通す。
にぎり寿司、ちらし寿司が700円とは安い!(2020年当時)
定食物も心惹かれるなあ。
居酒屋で昼飲みしようとすると、昼の定食メニューに心惹かれるが、酒のために我慢する。
毎度この繰り返しである。
定食を頼んでビールの1本でも付けて満足する。それがなかなかにできないのだ。
昼呑みメニューは酒が安い。
がんばっているから堂々と昼から呑んじゃって!
このメッセージがうれしいではないか。ここは絶対良いお店だ。
寿司居酒屋だけあって、海鮮のメニューが充実しており、実に美味そうだ。
おすすめメニューには、うすばはぎなんかもあり、がっつり腰を据えて飲みたくなる。
これはちょい飲みで済ませるのがもったいない店。
酒のメニューにざっと目を通すと、サワー300円台とそこそこ安い。
刺身で日本酒なんて考えてしまうが、ここはライトな酒で我慢しよう。
ちょい呑みセット(980円)を注文。
ちょい呑みセットはつまみ2品と、ドリンクが1杯。
ドリンクは生ビールにした。
つまみ1品目の刺身の2点盛り。
マグロとイサキかな?刺身はこのくらいちょい盛りがちょうどいい。
セットのもつ煮込み。
こんにゃく、人参、ごぼう、もつなど具沢山だ。
白髪ねぎがきちんと乗っているのがいい。
マグロが美味い!
トロッとした歯触り、ここの刺身は美味い。
あたりを見回すと、ぼちぼち他のお客も入ってきているようだ。
みなさん寿司を頼んでいる方が多いようだ。なんといっても握りが700円だから。
もつ煮込みの味は、THE居酒屋のもつ煮込み。
軽くもつの香りが残り、味噌仕立ての濃い味付けがいい。
これ1杯で酒2杯は確実に飲める感じはするが、まだ3軒目なのでペース配分を崩すわけにはいかない。
飲みたければ飲めばいいじゃん、と思う方もいると思うが、これもまた楽しみのひとつなのである。
もう1杯頼みたいところを、ぐっと我慢してごちそうさまでした。
後ろ髪を引かれる思いで会計へ。
ここは絶対に他のつまみも美味いと思うので、是非次はきちんと飲みに来たい。
さて4軒目の店を探すとするか。
2020年11月訪問
寿司居酒屋 七福 厚木店
神奈川県厚木市中町3-6-16 HOTEL TOHKAI 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1408/A140802/14004141/
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