たまプラーザへ買い物に来た。
たまプラーザはちょっと大人向けの街なので、40代を過ぎた男にとって、ファッションを選ぶにはちょうどいい街なのだ。結局はユニクロや無印良品で買うのだが、ちょっとしたブランドなんぞを眺めながら、シャツ1枚で1万円以上もするのか?!なんてウィンドウショッピングをするのが楽しかったりする。
駅前の横断歩道を渡り、少し離れると、居酒屋などの飲食店が顔を出し始める。
この辺りはこじんまりとしたお店が多く、カップルなんかで飲みに来るのにちょうどいい。
夜になっても、泥酔客が騒ぐような街ではないので、女性同士で飲みに来るのにも安心だ。
さて、買い物と言いつつ、一人で街をふらつくと、飲酒の禁断症状が現れる。
一人になったら酒を飲む、身体がもうそうなっているのだ。
昼飲みできる店を探そうとうろちょろと歩いていると、焼き物が焼ける香ばしい香りが。
「炭火焼き 大」
店先の看板メニューを見ると、焼鳥からちょっとした一品料理なんかもあり、なかなか良さそうだ。
店の中を覗くと先客が数名、飲んでる姿が外から丸見えなのだが、飲んでしまえば関係ない。
一人であることを店員さんへ告げ、カウンター席に腰を下ろす。
店内は和洋合わさったようなあしらいで、出来てから新しいのかかなりきれいだ。
カウンターの上を見上げると、ワイングラスがぶら下がる。
おしゃれだ。
メニューは炭焼きの焼鳥を中心に、創作料理が並ぶ。
居酒屋のシンプルなメニューではなく、どれも凝った料理なのだろうと想像できる。
酒のメニューもかなり良い感じ。
而今、風の森、黒龍といった好きな日本酒銘柄も置いている。
日本酒といきたいところだが、まずは角ハイボール(450円)
ひと口飲むと、ちょうど良い濃さ。
カットレモンが入っているのがうれしい。
つまみに、ウニのライスコロッケ(380円)を注文
ライスコロッケ一つにこの盛り付け。
たまにはこんな凝った料理で飲むのもいい。
ひと口齧ると、ケチャップライスではなく、ウニの味がついたライス。
マヨネーズベースのソースと絡めながら食べると最高に旨い。
これは5個くらいペロッといけそうだ。
ライスコロッケって、居酒屋チェーンで必ずあったけど、最近メニューに入っていないように思う。
ブームは去ったのだろうか。そんなことを考えてしまう。
ねぎま、もも、つなぎ(各180円)も注文。
1本180円という価格帯も安すぎず、高くなく、ちょうどいい。
皿からも香る炭火の香りがいい。
聞きなれない「つなぎ」とは、ハツとレバーを繋いでいる部分とのこと。
せせりのような感じで、グニグニとした食感がつまみにちょうどいい。
ももも食べてみると、肉汁ジューシーで硬すぎず、焼き加減がちょうどいい。
美味い。
角ハイボールを飲み干し、白州ハイボール(680円)を追加。
白州は最近手に入りにくくなってしまったけど、ウイスキーのなかでは一番好き。
八ヶ岳方面で飲んだ時に美味しくて、それからずっと好きだけど、値段が値段なのであまり買えない酒だ。
ひと口飲むと、初めてあの時に飲んだ記憶が思い出される。
周りを見ていると、夫婦やカップルの客が多いようだ。
昼飲みで来ているのかと思いきや、普通に食事に来ている方もいる。
たまプラで買い物して、こんな感じのおしゃれな店でランチを楽しむ。
たまプラセレブたちの休日の過ごし方を、目の当たりにした気がした。
美味しいものをちょっとの量で、良い酒を楽しむ。
ここで飲んでいると、たまプラーザの仲間入りをした気になる。
休日でも身なりを整えて、こういうお店で昼からシャンパンなんかを楽しむ。
しかし、そんな自分は想像できない。
僕は川崎の人間なのだ。
会計は2,255円。
ごちそうさまでした。
2020年02月訪問
炭焼き 大
神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-14-12 TIビル 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140201/14050388/
<この記事の動画はこちら>