居酒屋で酒を飲むことすらままならない状況で、久しぶりの昼飲みを楽しんできた。
すずらん通りを歩いてきて、ちょっと気になっていたお店「溝の口産直市場 グリル異人館」へ。
店先のメニューに、ビフテキだのナポリタンだの、食欲をくすぐるメニューが並び、居酒屋なのか
洋食屋なのか少々混乱をきたした。
昭和とかハイカラと書かれると、興味をそそられるのは40代以降の特徴なのかもしれない。
中を覗くと、緊急事態宣言解除で、これ幸いと昼から飲みに来ている同志の影がちらほら。
僕も例外にもれなく早速入店。
カウンター席の一番奥に座り、メニューに目を通す。
やはりビフテキ、肉てんこもりプレートなど、中高生が歓喜しそうな写真がずらりと並ぶ。
定食メニューも充実しており、ノンアルでランチなら注文したいところだが、
今日は久々のはしご酒をする予定なので、一品料理を探す。
メニューをめくっていくと、一品料理の数もかなり多し。
新聞を読むように、くまなく目を通さないと、何か大切なものを見落としてしまいそうなメニューだ。
やはり一品料理の中でも洋食メニューに目が惹かれるが、ここは冷静に酒の肴を探そう。
洋食メニューは大好きだが、ここで食べてしまうとそこで試合終了な予感がする。
酒のメニューも豊富だ。
生バカ大などバカみたいに飲みたい人向けの酒もある。
まずは生ビール(199円)を注文。安いなあ。
お通し(299円)はもやしのナムル。
今日はたくさん飲み歩くぞ、ということで、カニみそきゅうり(399円)を注文。
まずは軽いアテで、久しぶりに店で飲む生ビールを味わう。
カニみその濃厚な味わいにビールもすすむ。
これは日本酒の熱燗なんぞを頼みたくなるが、生ビールをお替りして場をしのぐ。
生ビールはやっぱり美味い。
続いて、ちくわチーズ磯辺揚げ(499円)を注文。
店内を改めて見回すと、ちょうちんが並び、海鮮居酒屋といった雰囲気。
でもメニューは洋食が目を引く。
このアンバランスなところが、この店の魅力でもあるのだろう。
ここは家族連れで来ても良いかもしれないな。
ちくわの磯辺揚げを熱いうちにひと口。
口に入れやすいサイズに切られており、熱々で美味し。
中に入ったチーズのトロッとして濃厚な味わいがアクセント。
これがビールがすすむ。
メニューを見ていると、胃袋を刺激するようなラインナップで、もう少し食べたい気もする。
しかし、飲み歩きをするなら、名残り惜しさを残して店を去るのが常である。
これが毎日のように飲み歩ける身分であれば、その店をとことん味わうだが、そうもいかないのだ。
妻子あり40代既婚男性の悲しいさがよ。
しかしながら、自分の好きな時間で好きなだけ飲んでいたら、とんでもないことになりそうなので、
これはこれで僕にとっては良い生活なのかもしれない。
休肝日を設けられたのも、妻の視線があったからだ。
生ビール2杯、お通し、つまみ2品で合計1,755円。
溝の口の居酒屋ではなかなかないタイプなので、がっつり食べたい人や、飲めないけど居酒屋の雰囲気が
好きな方にはおすすめのお店だ。
ごちそうさまでした。
2020年5月訪問
溝の口 産直市場 グリル異人館 溝口店
神奈川県川崎市高津区溝口1-12-15 B1~1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14076994/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/MJB5hHIykdo