溝の口南口の老舗居酒屋「ひさもと」で飲んで、〆に何かお腹にたまるものを食べたい。
そんな気分になって、あまり歩いたことのない、南口の夜道を歩いてみた。
区役所方面に歩いていると、沖縄料理やイタリアンなど、小さな飲食店が並んでいる。
どこも落ち着いた雰囲気で、こちら側で飲むのも良さそうだな。
ふらふらと気持ち酔いに任せて歩いていると、「やむやむ」という店名のお店が。
お好み焼き、もんじゃ焼きのお店のようだ。
やむやむ?
どういう意味だ?
特にお好み焼きが食べたい、というわけではないが、なんとなく気になったので、直感で入ってみることに。
やむやむ。
なんだか頭の中で何度も繰り返してしまう。
気を取り直してメニューを見ると、カクテルやワインなどお酒の種類がかなり豊富。
おつまみになりそうな焼き物もある。
今はもう〆の体になっているので、おつまみ系ではなく、がっつりお腹に溜まるものを頼みたい。
やはりお好み焼きかな。
おすすめメニューのKonaやむ天(1,155円)をオーダー。
飲み物は角ハイボール(440円)を。
サービスドリンクでバランタインの17年物が500円とのこと。
これは楽しみに後で頼もう。
座っているカウンター席からは自分のお好み焼きを焼いてくれているのが見える。
プロの焼き方はどんな感じなのだろう、勉強するつもりで見学する。
店に入った時は空いていたのだが、続々と団体客が入ってきて、テーブル席が一気に埋まる。
小さなお店なので瞬く間に満席状態に。
焼きあがるのになかなか時間がかかりそうで、角ハイボールを飲み干し、バランタイン17年(500円)を追加。
ジョッキではなくグラスだ。
なんだか特別感あるな。
ひと口飲むと樽の香りと熟成されたスモーキーな味。
これが17年の結晶か。
と色々言いたいところだが、香りが良いのは分かった程度で、がぶがぶ飲んでしまった。
酔った僕にはもったいなかったか・・
待つこと15分くらいだっただろうか。
やっとお好み焼きが完成。
踊るカツオ節、たっぷりのマヨネーズ、美味そう。
お好み焼きを切る要領で、へらでお好み焼きを切ろうとした瞬間、びっくり。
なんとへらで切る必要がないほどふわふわのとろとろ。
これはお好み焼きではないのか?!
と思うほどふわふわ感。
これは見たことないぞ。
口に運ぶと熱々でとろとろと溶けるよう。これは美味過ぎる!
今まで食べたお好み焼きの中で一番印象に残った気がする。
キャベツなどの具材もかなり細かくて、ふわふわ感を邪魔しない。
これは美味しいなあ。
これはちょっと味わえないお好み焼きだ。
酔っぱらった状態で来るべきではなかったか。いや、こういう時じゃないと入らなかっただろう。
へらを使う必要はないので、箸でどんどんいただく。
お好み焼きの概念を覆す一品だった。
ハイボール2杯とお好み焼きで2,145円。
夢中で食べてかなり腹いっぱいになった。
今度は酔ってない時に来たいな。
ふわふわなお好み焼きを食べたい方には超超超超超超おすすめだ。
021年12月訪問
やむやむ
神奈川県川崎市高津区下作延2-4-8 ハーブハイム 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14042130/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/n20NqRd1rOI