溝の口で2軒ばかし飲み歩いて、帰ろうかと思ったけど、もう少し飲みたい。
酔客でごった返す、西口商店街を彷徨っていると、「たまい駅前酒場」のカウンター席に空席を発見。
この店にはまだ行ったことがなかったので、たまい全店制覇を目指す僕はすかさず入店した。
立ち飲み屋は躊躇していると、すっと先に入られたりするので、タイミングよくカウンターの隙間に
腰を滑らせてポジションを取るのが大切だ。
入店してメニューを見る。
たまいグループのお店に行ったことある人ならわかるが、いつものメニューだ。
外席は最初に1杯が100円。
この日は店内のカウンターに立ったため、100円の恩恵を得ることはできなかった。
おすすめメニューはいたって普通の居酒屋メニューだが、気まぐれエロスサワーなるものが気になる。
気まぐれといえば気まぐれオレンジロードが懐かしい。
気にはなるけど、何が出てくるのかわからないのでこれはパス。
居酒屋でもリスクヘッジするのはサラリーマンの性であろう。
無難にチューハイ(300円)を注文。そしてお通し(300円)。
お通しは餡かけ豆腐という名前なのかよくわからない。
たまいのお通しはよくわからないものが出てくることが多い。
すでに飲み歩いているので、チューハイのようなさっぱりした酒がいい。
カウンターは年季の入った感じで、手触りも良いし、料理を置いた時になかなかに映える。
揚げ出し豆腐(280円)も注文。
熱々の揚げ出し豆腐が280円はかなり安い。
揚げ出し豆腐は好きだが、なかなか家で作ろうと思うと揚げるのが面倒なんだよな。
面倒な料理を低価格で提供してくれる居酒屋には感謝だ。
外はカリッとした豆腐を口に入れると、中は熱々のプルプル。
口内火傷必須だが、つゆの味と生姜の辛み、ネギの香りが最高に美味い。
飲んだ後の揚げ出し豆腐は胃がほっとする。
たこ唐揚げ(390円)も注文。
小ぶりだが口に放り込みやすいサイズで、これも揚げたてなので熱々。
カリッとした食感に、タコのしこしことした噛みごたえがいい。
やっぱり唐揚げの中でもタコが好きだ。
熱々の揚げ出し豆腐にたこの唐揚げにチューハイはすすむ。
ハイボール(250円)を追加。
熱々の唐揚げにはこれだ。
毎回思うのだが、店ででてくるノーマルなハイボールは少々薄い。
濃いめもできるが、飲み歩きをしていると、このハイボールも薄さがちょうどよいのだ。
1軒で飲みを完結しようと思うと物足りないが、はしご酒をする分にはこれがいいのだ。
最近はそう思うようになってきた。
溝の口西口商店街は、立ち飲みの店が多い。
立って飲むのが溝の口スタイルと言っても過言ではない。
買い物のできない西口商店街は、溝の口立ち飲みストリートと改名しても良いのではないだろうか。
その方が、分かりやすく他県の方も来るだろう。
赤羽のような分かりやすい酒飲みの聖地として溝の口が有名になったら面白いだろう。
いや、人が増えると飲みにくくなるか・・
チューハイ、ハイボール、揚げ出し豆腐、たこの唐揚げで合計1650円。
外席で軽く飲む分には、せんべろできそうだな。
ごちそうさまでした。
2020年3月訪問
たまい駅前酒場
神奈川県川崎市高津区溝口2-2-6
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14054193/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/XTgK1rrynDI