大和で4軒ほどはしご酒をして、ホームグラウンドの溝の口へ移動。
田園都市線で移動中、青葉台とあざみ野に途中下車して、どこか良さげな居酒屋がないか探すも、
まったく土地勘がないので、ピンとくる居酒屋を見つけられず。
いつも飲み歩きの時は下調べをしないで、飛び込んでみることをもっとうにしているが、
無計画で酔っぱらって飲み歩いていると、時に居酒屋難民になることがある。
難民というか居酒屋迷子か・・
溝の口駅で降りて、買い物ができない溝の口西口商店街へ。
この商店街は昔は魚屋とか色々あったが、ここ数年で完全に飲兵衛横丁と化している。
溝の口西口飲兵衛横丁とでも改名したほうが分かりやすいのに。
![溝の口西口商店街](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん1.jpg)
時刻はすでに16時過ぎ。
ホルモン焼き、焼き鳥などを焼く煙の香ばしい香りが漂っている。
がやがやとした酔客の話し声や笑い声。
なんというか戻って来た、という感じがする。
新しくオープンした「のくっちゃん」の前を通ると、空席を発見。
気にはなっていたのだが、混んでいて入れなかったので、ここぞとばかりに入店。
![のくっちゃん](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん2.jpg)
まずはメニューを、ときょろきょろと店内を見回すと、ハッピーアワーのメニューが。
休日も18時まではやっているとのことで、ハイボール(200円)をオーダー。
ホッピーも200円ってどういうことだ?!
![ハッピーアワー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん3.jpg)
ハイボールを飲みながら、本日のおすすめメニューを手に取る。
![ハイボール](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん4.jpg)
魚介系の刺身や一品おつまみなど、かなり理想的な酒の肴のラインナップ。
これは期待しかない。
これが1軒目だったら、お一人様ちょっと盛りと生カキなんかも食べたかったな。
なんて考えながらメニューを見るのも楽しい。
![おすすめメニュー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん5.jpg)
目の前にはきれいな炭火があり、そこで焼き物が焼けるのを見ながら飲む。
炭火の熱がこちらまで漏れてきて、少し暖かいのがまたいい。
焼き物が焼けるのを見ながら飲む酒が美味いのは、BBQにも通じるところがある。
メニューの書体にどうも見覚えがあり、後で調べてみたら「トミフク食堂」という溝の口にある
居酒屋の同じ系列店のようだ。どうりで安いわけだ。
![目の前には炭火が](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん6.jpg)
しばらくして、牛すじ塩煮込み(200円)が到着。
ねぎがたっぷり乗って、湯気の感じで熱々なのがよくわかる。
これで200円はかなり安い。
![牛すじ塩煮込み](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん7.jpg)
熱々の牛すじをスプーンですくって口に入れると、さっぱりとした塩味で、口の中でほろほろと崩れてゆく。
寒い中飲み歩いてきて、さっぱりと熱々の汁が胃に沁みわたる。
こういうのうれしいな。
大根とネギを汁に浸して一緒にスプーンで口に運ぶ。
こういうのよ、こういうのが欲しかったの。
もつ煮込みも好きだけど、牛すじのぷるんとした脂と、ほろほろと口の中でほどける感じも大好き。
![これは美味い](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん8.jpg)
これはいつも満席なのが頷ける。
隣には大衆酒場玉井西口店もあり、これは立ち飲み激戦区になってきたな。
何度もいうが、ここはもう商店街ではない。
周りを見ると、客層は30代、40代以降の方が多いように感じる。
なかなか盛り上がっている様子だ。
こちらも勢いを付けてハイボールをお替り。
飲み歩きはハイボールが一番ペースがつかみやすい。
しばらくして、串焼きのレバー(150円)が焼きあがってきた。
にんにく、ごま油が付いているのがうれしい。
この食べ方がレバーの食べ方で一番好き。
レバ刺しの名残なんだろうな。
![レバー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん9.jpg)
串に刺したまま、ごま油を付けようとすると、どうも無理がある。
串から外して、ひとつずつたっぷりとごま油にくぐらせながら食べるのが美味い。
串から外すだの外さないだの、酔っている人間がこだわる部分ではない。
中がトロっとして美味いレバーだ。
やっぱりレバーは中まで完璧に火が通ってぼそぼそしているより、半生でトロっとしているのが美味い。
レバーを無心に食べていると、やまいも串(150円)も焼きあがる。
![やまいも串](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん10.jpg)
表面には醤油が少し塗ってあるようで、醤油の焦げた香りがプンとして、さくさくの山芋の食感が最高だ。
あまり家で食べる機会はないが、山芋は優れたつまみなのだ。
焼いて良し、揚げて良し、おろして良し、どうしても美味い。
とろっとした山芋ソーメンも好きだけど、焼いてほくほくになって甘みが出てくる焼き物が僕は好きだ。
![やまいも](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/02/のくっちゃん11.jpg)
このやまいも串も、山芋の甘みがふわっとして、わさびを付けて食べるとより一層美味い。
いいなあ、のくっちゃん。
南武線に電車が走る音を聞きながら、ハイボールを飲み干し、外をみると待っている方もちらほら。
思うのだが、僕は酒を飲むことに関しては待ってられない。
入れなければ待たずに空いている店にとりあえず入るか、缶チューハイでも飲みながら場を濁す。
そんなことを考えつつ、待っている方も寒そうなので、ここらでごちそうさまでした。
ハイボール2杯、牛すじ煮込み、串焼き2本で1199円。
安いな~、他にも美味そうなメニューがあったのでまた来たい。
次は最初の1軒目で。
2021年12月訪問
のくっちゃん
神奈川県川崎市高津区溝口2-7-13
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14085384/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/n20NqRd1rOI