とある休日、早めに起きて車を飛ばし、川崎北部市場へ行ってきた。
9時近い時間帯だったが、すでに駐車場は満車状態で、どこに止めて良いものか迷う。
どこまでが一般向けの駐車場なのかよくわからないので、空いている場所に止めて、守衛さんに通行証をもらう。
市場内に入ると、すでに活気付いている。
入ってすぐのところで、ワインなどの酒の安売り、手作りチャーシュー、漬物なんかを売っている。
これがまた美味そうで、つい晩酌のお共に購入したくなってしまう。
しかし、この日は目的が明確だったので、市場の奥へ向かう。
この日は家族と来ており、夕飯で焼肉をやろうということで、妻子は肉を見に行き、僕は晩酌の酒を漁っていた。
途中まで一緒に肉を見ていたが、市場内をふらつきたいので、僕は妻子と別れひとり行動に。
市場というと、鮮魚、肉、野菜などの食品が売っているイメージだが、ここは食器や調理器具なんかも売っていて、ふらふらと見て回っているだけでも楽しい。
業者用だからなのか、町中華や蕎麦屋でよく見かけるような、業務用の食器が置いてあるのも魅力的だ。
いつも買って帰りたいと思うのだが、それをいつ使うのか?という妻の問いに答えを出せないので、毎回購入までにはいたらない。
妻子と別れて市場内を歩いていると、朝食を食べてこなかったので、若干腹が減ってきた。
せっかくなので、市場飯でも食べようか、とさくっと食べられそうな店を探す。
3階に食堂街があるが、そこまで行って食べるほどの時間もないので、1階でどこかさくっと。
以前も来たことがある「富士弁」へ。
うどん、そば、ラーメン、カレー、定食まで幅広く提供している。
もちろん、富士弁というだけあって、弁当もちゃんと売っている。
ここの定食がボリュームあって、いかにも市場飯といった感じでいい。
毎日おすすめの定食が張り出されており、この日は豚小モツ定食。
僕が来るたびに大体モツ定食なので、たいして変わっていないのかもしれない。
豚小モツ定食(650円)を選んで食券を購入。
店の中に入り、食券をカウンターに置くと、おばちゃんが味噌汁やもつ煮込みをよそってくれる。
お盆を取って、よそってもらったご飯などを盆に置く。
豚小モツ定食には、豚のもつ煮込みと、ごはん、しじみの味噌汁、冷奴が付いてくる。
以前食べた時は、この冷奴がマグロのぶつだったように記憶している。
店内のカウンターでも食べられるようだが、せっかくなので外のテーブル席へお盆を運ぶ。
ガタつくテーブルで食べるのが、市場飯って感じでよいじゃないか。
豚のもつ煮込みは、ネギたっぷりで、濃い味噌仕立て。
若干モツのワイルドな香りがするが、これはこれで美味い。
居酒屋のモツ煮込みよりも、市場で食べているせいか豪快なモツ煮込みという感じがする。
濃い味付けなので、白米によく合う。
ごはんは、おばちゃんが大盛りでよそってくれるので、かなり食べごたえあり。
もつ煮込みを口に運ぶ、ごはんをがつがつと頬張る。
やはり市場で働く人たちは、身体をよく動かすので、朝からこのくらい食べるのだろう。
僕は車を運転してやってきて、この後も特に働く予定はない。
缶ビールをプシュッと朝から開けているおじさんもいる。
今日は車だし、朝から缶ビール飲んで、妻に運転変わってくれ、とも言いにくい。
ガッツリ朝飯を食べに来たと思って我慢しよう。
食べても食べても減らないかと思われた飯を完食し、ごちそうさまでした。
缶ビールが羨ましい、とのも思ったけど、これはこれで満足である。
2020年08月訪問
富士弁
神奈川県川崎市宮前区水沢1-1-1 川崎市中央卸売市場北部市場 青果棟 1F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140507/14042806/
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