川崎のソウルフードといえば「元祖ニュータンタンメン」
昨今では、カップラーメンやインスタントラーメンになるほどの人気ぶりだ。
僕も川崎に住んで20年近く経つが、ニュータンタンメンは時々見かけるなという程度で、
川崎のソウルフードとまで呼ばれる知ったのは、数年前のこと。
ソウルフードとまで言われると、どんな感じだったっけ?と食べたくなってくるのが心情で、
ここ数年はことあるごとに食べるようになった。
そのニュータンタンメンの酒場バージョンが川崎にある。
存在は知っていたが、場所がよく分からず、川崎にいる時はたいてい酔っぱらっているので、
探すのが面倒になって諦めることが多かった。
ちょうどこの日、ふと思い出して、ふらふらと歩いていると、元祖ニュータンタン酒場を発見。
これを逃したら次回はない、そんなはずはないのだが、即入店した。
店内は黄色いカウンターに黄色い椅子、柱は赤色で、まさにニュータンタン色。
店内はそこそこ広いようで、カウンター席とテーブル席がある。
入店した時は、テーブル性に先客がいるようだが、カウンター席は自分だけ。
広々としていい感じ。
さっそく酒場メニューに目を通す。
キムチ、ザーサイなどの中華系のつまみから、揚げ物、炒め物まで幅広い。
酒のメニューは自分で割れる焼酎セット、焼酎、日本酒といったラインナップ。
日本酒の銘柄が充実しており、ちょっと驚いた。
中華系のメニューやラーメンではなく、居酒屋メニューに合わせたい日本酒だ。
紀土、ばくれんなんかは僕の好きな銘柄。これが390円とは安い。
生ビール(480円)を注文。
この日は2軒ほど飲み歩いていたが、店を変えると一杯目は新鮮だ。
つまみは餃子の皮せんべい(290円)を注文。
〆にきっちりタンタンメンを食べたいので、ここは軽くつまめる程度のつまみがいい。
餃子の皮せんべいは、餃子の皮だから薄いかと思ったら、揚げて膨らんでおり、
歯応え、食べ応えともにかなりある。
サクサクと食べやすく、ビールによく合う。
これは家で作っても良いかもしれない。
餃子の皮せんべいをつまみながら、タンタンメンのメニューに目を通す。
考えてみると、ここの餃子を食べたことがなかった。
チャーシューご飯もない。
ニュータンタンメンに来るときは、大体飲んだ後の〆なので、がっつり食べたことはなかった。
今回も今から餃子を食べると、タンタンメンが入らなくなる。
こういう巡り合わせなのだろう。
生ビールをそろそろ飲み終えるあたりで、タンタンメン(830円)を注文。
辛さは一番辛いめちゃ辛で。
タンタンメンは卵、刻みニンニク、唐辛子でスープはもったりとしており、具に近い感じ。
それもあって、レンゲがかなり大きい。
これはニュータンタン本舗でしか見たことないので、特注なのかもしれない。
めちゃ辛は見た目が真っ赤でかなり激辛のように見えるが、そうでもない。
辛さの感じ方には個人差があるから、全然辛くないとは言わないが、そこまで辛さに強くはない
僕でも美味しく食べられる辛さだと感じる。
ちなみに、僕が美味しく食べられると思う辛さの限界値は、ペヤングソース焼きそばの激辛。
ペヤング激辛MAX END以上の辛さは食べられないことはないが、あまり美味しく感じない。
辛子と卵をよく絡める太麺は、丼から持ち上げる時に若干の重みを感じる。
スープの旨味と辛みがよく絡んで美味い。
食べていると、次第に汗が額から吹き出してくる。
舌がしびれる、ひりひりと痛い、という辛さではないが、身体の奥から辛子が効いてくる。
夢中になって食べていると汗まみれ。
だが美味い。
ライスを頼んで、大きなレンゲにライス、スープを入れて、ミニ雑炊を食べるという食べ方もある。
僕はたまにやるがこれがまた美味い。
この日は胃袋にゆとりがなく、麺を完食してごちそうさまでした。
生ビール、餃子の皮せんべい、タンタンメンで合計1,600円。
辛さで若干感じる疲れが心地いい。
2019年10月訪問
元祖ニュータンタン酒場 川崎東口
神奈川県川崎市川崎区砂子2-11-20 加瀬ビル133 2F
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140501/14071094/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/S9olocbm2DE