休日の早めに溝の口へ繰り出し、缶チューハイで軽く酔い、パチンコ屋を冷やかして、冷やかしたつもりがすべて持っていかれる。ひと昔前までの僕の休日のルーティーンだった。
溝の口から高津方面へ缶チューハイを片手に歩くと、そんなことを思い出す。
高津駅付近まで歩き、中華食堂「大喜」へ向かう。
小さな路地にあるこじんまりとした食堂で、セットメニューの写真が前から気になっていた。
今日は食事ではないが、一度入ってみたいとは思っていた。
店内に入ると、すでに常連と思しき客が2名ほど。
サンダル履きでふらっと休日の昼飯を食べに来た。そんな感じの佇まいだ。
ちょうど昼飯時だがそこまで混んでいない。
厨房を囲むカウンター席の一番奥へ座る。
壁に貼ってあるメニューを見ると、ラーメンの種類が豊富で、定食、丼物などが並ぶ。
キムチ、ゆでウインナーなどちょっとしたつまみがあるようだが、あくまでも丼物、ラーメンなどの食事がメインの店のようだ。
ビール(580円)を注文。
酒のメニューは少ないが、かえってそれがいい。
瓶ビールの口とグラスが当たる時の、キンとした音が鳴るのが心地いい。
すでにアルコールは入っているが、中華店で飲む瓶ビールは別物だ。
餃子(450円)を注文。
思ったより時間がかからずに出て来た。
餃子はパリッとというよりは、全体的にしなっとした感じだが、餡の味付けが手作り感が美味い。
噛むと野菜の食感を感じるタイプの餡だ。
常連と店主との会話に耳を傾けながら、餃子をつつき、グラスのビールを口にはこぶ。
壁のメニューを再度よくみると、枝豆なんかもあったようだ。
しかし、この店の狭さで常連さんの中で一人居座るのは少々厳しい。
こういう店で店主と話しながら、だらだらと飲むには、何度か通う必要があるだろう。
餃子一皿平らげ、ビールを飲み干しごちそうさまでした。
会計は1,030円
せんべろだ。
とはいうものの、これでべろべろになるわけではない。
千円でベロベロじゃないじゃないかあ!と言いたい人もいると思うが、何も考えずせんべろとして楽しめばいい。
2020年03月訪問
大喜
神奈川県川崎市高津区二子5-2-1
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14035984/
<この記事の動画はこちら>