ラッキー席ドリンク1杯100円！焼鳥1本90円！溝の口の激安焼鳥「たまちゃん」でせんべろ飲み

溝の口の「魚～ずまん」で早めの時間から飲んだ後、ふらふらとほろ酔い気分で歩く街は気持ちいい。
休日は16時台から開店している居酒屋もちらほらとあり、早めのはしご酒も楽しいもの。

開店したばかりはたいていの店が空いている。
まだ先客のいないカウンター席を広々と使って、ぼんやり飲むのが僕は好きなのだ。

店探しも楽しいが、溝の口は勝手知っている街なので、あまり選ばすに気分ですっと店に入ることが多い。
この日は黄色い看板、たまいグループの「たまちゃん」が目に止まり、何とはなしに入ってみることに。

たまちゃんは焼鳥1本90円という激安価格。
とはいっても最近では1本50円の店も登場して、串物も価格競争が苛烈しているようだ。

店の中を覗くと接客は団体が数組、すでに出来上がっているようだ。
カウンター席は一人のみ。

たまいグループのお店は、店先に絵馬があったり、賽銭箱があったりと神社感があるのは、
いったいどういうコンセプトなのだろうか。

店に入ると、皆さんやってる飲ってる。

たまいグループは、溝の口界隈で飲む人はみんな知っているので、迷ったらたまいグループに入っておけ、
という感覚で、ぞろぞろと団体で入る人たちが多い。

客層は若い方からママ会、年配の方までかなり幅広い。
なんせ安くて店の雰囲気もオープンで入りやすいのだ。

カウンター席の最初の一杯は100円。
こういうところが、たまいグループの飲ん兵衛泣かせなところよ。

まずはハイボール(100円)。

最初の注文は手書きで伝票に書くと、頼んだメニューがすべて10円引きになる。
これは溝の口たまいグループでは常識なので、溝の口で飲む方は覚えておいた方がいい。
(さして難しいルールではないが)

もちろん面倒な場合は口頭でも注文は可能。
2次会、3次会で来た酔客が書いた伝票を、解読できるのかどうかも怪しいものだ。

毎回律義に手書きをするが、正直なところ面倒臭い。
僕は1品2品くらい書いて、あとは全部口頭で店員さんに注文する。
10円引きでも、酔っている時はかなり面倒。

メニューは一品料理から炭火焼鳥、おでん。
おでんもたまいの名物で、独特な黒いつゆで煮たものだ。
値段は全品90円、これも安い。グループの店舗によっては、3品150円で出すところもある。

焼鳥のひな(90円)を注文。焼鳥は2本からのみ注文可能。
安い焼鳥は1本ずつ頼めない店もよくあるので、確認して頼まないと4本のつもりが
8本の注文になっていることもあるので注意が必要だ。

酔って入って、たくさん頼んでしまった経験者が言うのだから間違いない。

たまいの焼鳥はサイズ感がちょうどいい。
小さすぎず、大きすぎない。理想的なサイズ感。

炭火の焼き加減もちょうどいい。
噛むと脂が少しだけ飛び出して、肉のぎゅっとした噛み応え。
シンプルな塩味がまた美味い。

そういえば、たまいグループで焼き鳥をたれで食べたことがないな。。

アルミのトレーで出てくるのも、なんとなくレトロ感があっていい。
豪華で品のある皿も良いが、僕はこういう雑な感じも好きだ。

ほどなくして手羽先(90円)も到着。
手羽先90円は、僕が知っている中では最安値ではないだろうか。
しかも、そこそこ大きいのがうれしい。

表面の皮がパリッとしていて炭火で焼いた香りがぷんとする。
噛みしめると脂の乗ったしっとりとした肉の味の美味いこと。
炭火で焼いた手羽先って大好き。

やっぱり骨が付いた肉は美味いわ。

1杯目のハイボールもすすみ、元祖ハイボール(350円)を追加。

元祖ハイボールは、ウイスキーハイボールではなく、焼酎の炭酸割りに梅シロップが少しだけ入っている。
いわゆる下町ハイボールと言われるものである。

味はチューハイに、ほんのりと梅シロップの香りと甘みが付いている。
見た目の色ほど梅の味は主張してこない。

元祖下町ハイボールに、アルミトレーの焼鳥をつつき、店内を見回すとちょうちんがぶら下がる。
先客たちの賑わいもあり、何とも言えない祭り気分よ。

賑やかな団体客の様子を眺めながら、一人飲み食いすること楽しさよ。
自分がしゃべらずとも、喧騒感だけで一緒に飲んでいる気分になれる。
僕はそれでじゅうぶん。いや、それがいい。

2杯目のハイボールを飲み干し、ごちそうさまでした。
焼鳥4本とハイボール2杯で1,280円。
ほぼせんべろですな。

たまちゃんは、休日の早めの時間にさくっと飲むにはもってこいのお店。
酒飲みのカフェのようなもんだ。

2019年11月訪問

＜この記事の動画はこちら＞
https://youtu.be/TYXe4vfDmr4