365日飲める酒場なのか分からないが、「3・6・5酒場」なる居酒屋が町田に上陸した。
まだオープン前の内装をしているところに、一度間違えて迷い込んだことがある。
僕にとってはいわくつきの店なのだ。
格安ビールと鉄鍋餃子の店。
最近、餃子が売りの居酒屋って多い気がする。
中華で餃子は分かるけど、居酒屋で餃子というのが未だにピンと来ない。
食べたら美味しいのは分かっている。ただ、餃子と酒場という組み合わせがしっくり来ていない。
だがそこに酒があるのなら行くしかない。
店内はテーブル席がメインで、窓際がカウンターになっており、一人客はカウンターに通される。
テーブル席には先客のグループが何組か楽しそうに飲んでいる。
ここは安くて若い人が集まりそうだが、年齢層が高めのようだ。
でも店員さんはかなり若い。
カウンター席は、正面がガラス張りで、町田の街を見下ろせるのがいい。
カフェでくつろいで酒を飲んでいるような、そんな気分にさせられる場所だ。
僕はこの店のこの場所がけっこう好き。
メニューと手に取り、まず目に飛び込んでくる、15時から18時まで1杯55円。
生ビール、ハイボール、サワーなど選べるようだ。
これは激安。
つまみメニューはこれといって特徴的ではないけど、無難な居酒屋メニュー。
酒がとことん安いか、つまみがとことん安いか、こういうチェーン店はどちらかなんだろうな。
ビールは通常でも360mlで190円と激安。
缶ビールのアサヒスーパードライより安いではないか。
とにかくビールオンリーでがぶ飲みしたい人にはおすすめだ。
鉄鍋餃子がこの店の名物。
10年以上前に博多出張に行った時はよく食べたな。
博多の居酒屋は安くて美味しかった。
肉刺しも旨そうだけど今はちょっと腹に入らなそう。
変わり種サワー三銃士もあるようだ。
ポン酢サワーは一度飲んでみたかったんだ。
何はともあれ、まずは生ビール(55円)。
55円の生ビールなんて聞いたことないぞ。
あまりの安さに怪しむも、発泡酒ではなくちゃんとしたビールだった。
そりゃそうか。
塩辛ジャガバター(390円)を注文。
揚げたジャガイモに塩辛とバターが乗っている。
こういうの見た目から行って大好き。
ジャガバターって昔よく食べたなあ。
熱々の揚げたジャガイモに塩辛を乗せ、バターを少し塗りつける。
塩辛の塩味とバターの香りが、ジャガイモの甘みを引き立てる。
これ一番最初に考えた人、天才!
家でも食べたいけど、簡単なようでいて、塩辛買ってジャガイモ用意しては、ひと手間かかる。
居酒屋メニューってのは、シンプルだけど家では少し面倒なものが食べられるのがいい。
ビールを飲み干し、飲んでみたかったポン酢サワー(250円)を注文。
予想通りの味。
このポン酢サワーに使うポン酢がなかなか売っていないのだ。
普通に鍋に使うポン酢入れたら美味しくないだろうな・・
中年のパワーの源、にんにく銀杏揚げ(390円)も追加。
家族はみんな銀杏が苦手なのだが、なぜにこんなに美味しいものが苦手なのかよく分からない。
ちなみに僕は子どもの頃から銀杏とニンニクは大好きだった。
親に、食べ過ぎると心臓がバクバクして眠れなくなるぞ、と脅されるほど食べていた。
しかし、居酒屋メニューでニンニクと銀杏の組み合わせはありそうでなかった。
なんとなく食感も味も兄弟分のような組み合わせだ。
こういうのをつまみながら飲むサワーが旨いんだ。
ついでに紅生姜サワー(250円)も注文。
この際だから変わり種のサワーを頼んでみよう。
来たサワーはそのまんま。
チューハイに紅生姜をぶち込んだもの。味もそのまんま。
ガリのチューハイとかもそうなのだが、チューハイアレンジみたいな何かを期待してはいけない。
あれがあのまま入っている酒、そう思えば脳内のイメージとギャップは生まれない。
紅生姜サワーは、飲む時に口中に生姜の破片が紛れ込んでくるので、少々飲みにくいというのが正直な感想。
果実のつぶつぶよりも長いので、ちょっと邪魔になる。
しかし面白い経験をした。
こういうネタのようなサワーもまた酒場での楽しみだ。
会計は1,463円。
ここは早めに時間帯から営業しており、眺めも良いので僕は時々カフェのような気軽さで利用している。
2020年12月訪問
格安ビールと鉄鍋餃子 3・6・5酒場 町田駅前店
東京都町田市原町田6-3-11 ユニオンスクウェア 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132701/13252160/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/12vgNS6Hs2M