本厚木で1日10軒ハシゴ酒。
1軒目は餃子の王将に行き、麻婆豆腐と生ビールをいただいた。
さて、次はどこに行こうかと本厚木の街を歩き回る。
久々に歩く本厚木の街の空気を感じながら、ほろ酔いに任せて散歩するだけでも心地いい。
しかし、すでに時刻は11時を回っているが、昼飲みが出来る店が見当たらない。
ちょっと飲める店という、自分基準に合う店がなかなか見つからないのだ。
ふらふらと歩き回り、24時間営業の「目利きの銀次」が目に入る。
店頭まで聞こえるほどのBGMが少し気になったが、入ってみることに。
目利きの銀次は知っていたものの、考えてみると初めて入る。
階段を上がる時に、かかっているBGMが自分の入場曲のように聞こえる。
酒飲みアスリートの入場だ。
店内は入口から想像が付かないほど広々としている。
ちょうちんがぶら下がっており、お祭り感があって良い感じだ。
店内は仕切りがあるので、先客がいるのかどうかもよく分からない。
声がしないので、どうやら貸し切り状態のようだ。
若い店員に促され、広めのカウンター席に座る。
なかなかに広くて自分だけのスペース感があっていい。
酒のメニューはハイボールやサワーなど、無難なラインナップ。
つまみは刺身、揚げ物、麺類まで充実している。
おそらく若い方や酒を飲まない方も考慮してのラインナップだろう。
鮮魚の刺身なんかも充実している。
まずは凍結レモンサワー(537円)を注文。
絵面が気になって、こういう冒険をしてみたくなる時もある。
お通し(438円)はエビチリ。
こういうチェーン店は、お通しの値段がそこそこする。
まあ、しょうがない。
ひと口食べてみると、可もなく不可もなし。
チェーン店のお通しには、過大な期待もしておらず、座席料だと思っている。
つまみは、真鯛のなめろう(658円)を注文。
真鯛もさることながら海老の主張がすごい。
口に含むとねっとりと舌にまとわりつくような食感、鯛の旨味があって美味い。
海老と一緒に食べると、海老の主張が強過ぎるように感じる。
レモンサワーはどう扱ったら良いものだろうか。
せっかくレモンのタワーが出来ているのに、崩して飲むべきか、そのまま飲むべきか。
とりあえず、そのまま鼻の下に冷たいレモンをあてながら飲んでみる。
やはりレモンを崩さないとプレーンチューハイの味だ。
プレーンチューハイは、これはこれで飲み歩くときにすっきりして飲みやすい。
結局、凍結レモンのタワーを崩して飲むことに。
凍結系のサワーは、僕のようなピッチの早い酒飲みだと、溶けるまで待てないので、凍結の恩恵を得ることが難しいようである。
なめろうがまだ残っているので、角ハイボール(219円)を追加。
2杯目以降はタッチパネルで注文すると、半額になるとのこと。
早くもペースが乱れそうな予感がするが、つまみがあれば酒を飲むのが酒飲みってもんだ。
ねっとりとしたなめろうをアテにハイボールをぐびり。
ハイボールの濃さがなかなか良い感じ。
お通しのエビチリにハイボールが無難に合う。
真鯛のなめろうは、海老はなくても良かったかなと思った。
食べれば食べるほど、干し海老の濃厚な香りが、真鯛の淡泊な身より前にでてしまうから。
しかしながら、まだ誰もいない広い店内で、一人酒を飲む時間は贅沢だ。
11時台の本厚木は、まだそれほど人通りも多くなく、閑散とまでは行かないが、何とも言えない静けさがある。
自宅から遠く離れた駅で降りて、昼前から酒を飲む。
いつもの休日とは乖離した、背徳的な行動をとっているようで、ぞくぞくするような快感を感じる。
わざわざ本厚木まで来るのは、酒がどうこうよりも、通勤ルートから外れた非日常を味わいたいからなのだ。
つまみのボリューム的に、もう1杯ハイボールをいけそうだが、ここでごちそうさまでした。
会計は1,852円。
だいぶいい感じに酔いが回ってきた。
さて、3軒目へ。
2020年11月訪問
目利きの銀次 本厚木北口駅前店
神奈川県厚木市中町3-1-24 第1吉村ビル 2F
https://tabelog.com/kanagawa/A1408/A140802/14063164/
<この記事の動画はこちら>