2軒ほど回って、〆の町中華「南甫園(なんぽうえん)」へ。
こちらはランチタイムはかつ丼が500円とのことで、前から気にはなっていた店。
溝ノ口には、こういう古き良き町中華の店が何軒かあるのがうれしい。
居酒屋の入れ替わりが激しい中、ひょこっと現れる昔ながらの店が良い雰囲気出している。
こういうお店はなくならないで欲しいな。
![南甫園](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園1.jpg)
6時半過ぎに入店して、先客は何組か。
平日のこのくらいの時間はまだみなさん退社してないんだな、
なんてしみじみと考えたりする。
店内には所狭しとメニューが並ぶ。
![店内のメニュー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園2.jpg)
丼物からラーメン、定食、炒め物なんでもありだ。
毎回思うのだが、全メニューのどれでも頼まれたら作れるように、食材を揃えるのって
大変なんだろうな、と思う。
家で自分で作る時は、かつ丼ならかつ丼を作るためだけにスーパーに行くからな。
飲食店って、どういうさじ加減で食材を仕入れているのか不思議でならない。
![店内のメニュー](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園3.jpg)
まずは瓶ビール(600円)。
グラスもしっかり冷えた状態で出てくるのがうれしい。
![瓶ビール](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園4.jpg)
瓶ビールをグラスに注ぐ、これは町中華の儀式。
赤いテーブルに黄金のビールが映える。
![キンキンに冷えた瓶ビール](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園5.jpg)
小さなグラスで飲む瓶ビールは、生ビールのそれとは違い、喉にびりッと来る炭酸の刺激と苦みが心地よい。
まずはニラレバ炒め(500円)。
町中華の味付けで好きなのが炒め物。
![ニラレバ炒め](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園6.jpg)
町中華独特な味付けは家庭でやっても出せない味。
化学調味料の香りなのか、独特な刺激がたまらない。
![町中華のニラレバ炒めだ](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園7.jpg)
ニラレバ炒めを食べ進めるうちに満腹感が急に押し寄せるが、〆のラーメンを頼まないわけにはいかない。
町中華で瓶ビールに何かつまんで、〆にラーメン。
ここまでが僕の考えていたプランなのだから。
注文してほどなく、ラーメン(450円)が到着。
450円とはお値段も昭和から据え置きか。
値段もそうだが、注文してからやけに早く出てくるものでびっくりした。
![ラーメン](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園8.jpg)
ナルト、ホウレンソウ、濃い色のメンマ。
いいじゃないか、〆はこういうラーメンが一番飽きがこない。
家系ラーメンなども好きだが、40代ともなると体調と相談になってくる。
そういう意味で、いつでも食べられるのはこういうラーメンなのだ。
![こういうラーメンは飽きがこない](https://1nomi.com/wp-content/uploads/2022/04/南甫園9.jpg)
黄色がかった麺をすすり、スープをひと口。
まさに、予定通りの町中華の醤油ラーメン。
全国一律の味付けなのではないかと思うほど、予定調和の味がする。
じゃっかんスープがぬるい気がするが、むしろ熱々で出てくる方が珍しいかもしれない。
こういう老舗の町中華で、熱々のスープだった記憶はあまりない。
脂身の少ないチャーシューをスープと一緒に頬張るのがたまらない。
ちょっと甘くて味の濃いメンマもいい。
腹いっぱいかと思ったら、あっという間に完食。
瓶ビール、ニラレバ炒め、ラーメンで合計:1705円。
ごちそうさまでした。
2020年6月訪問
南甫園
神奈川県川崎市高津区溝口2-7-3
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14016394/
<この記事の動画はこちら>
https://youtu.be/HJsWJ0PDrCs