生田緑地の岡本太郎美術館へ行った来た。
たまに岡本太郎の絵をみると元気がでる。
あの色使いはパワーをもらえる気がして、時々足を運ぶようにしている。

久しぶりに向ヶ丘遊園駅に行ったので、何か食べて帰ろか。
普段ならここから昼飲みでもして帰るのだが、健康診断を控えているので、今日はノンアルで。

向ヶ丘遊園というと、こってり家系ラーメンのイメージがあり、酒も飲めないし、ラーメンにライスで
がっつりいこうか、そんなことを考えながら駅に向かって足を運ぶ。

しかし、せっかく遊園まで来たのに、どこでも食べられる家系じゃなくても良いような気もする。
逡巡しながら登戸方面まで歩き、ラーメン屋何店舗か候補を挙げてゆく。

中華そばみやざき
中華そばみやざき

中華そばみやざき。
以前もここはラーメン屋だったが、何回か入れ替わっていたように記憶している。
記憶がおぼろげだが、以前の店舗とは違うようにも感じる。
また入れ替わったのだろか。

店先のメニューを見ると、煮干しそばや鯖まぜそば。
魚介系のよくあるラーメン屋か、最初はそう思い、店の前を通り過ぎた。
横浜家系ラーメンと京都ラーメンの店もあるし、一応候補に入れつつ他の店を探す。

店先のメニュー
店先のメニュー

暑い中逡巡しながら歩き回り、またこの店の前に戻る。
店の中を覗き込むとほぼ席が埋まっている。

何店舗か見てきて、客の数が一番多いここが美味しいのかもしれない。
ということで今日はここにしよう。

店内に入ると、すぐに発券機。

初めて入る店なので、スタンダードな中華そばにしようか。
鶏茶漬けというのも気になる。
ラーメンのスープで最後にお茶漬けにするのかな。

店内の券売機
店内の券売機

ライス系をどうしようか迷ったが、中華そば(780円)のみを注文。

色々トッピングはあるが、僕はつけることはない。
そもそも何が合うのかも分からないし、スタンダードなラーメンを注文するようにしている。
トッピングが多いとラーメンが美味しいのか何なのか、よくわからなくなってしまうのだ。

店内はカウンター席と、奥の方にテーブル席もあるようだ。
空いていた一番入口の席に腰を下ろす。

こだわりのラーメン
こだわりのラーメン

食券を店員さんに渡し、中華そばみやさきのラーメンについて読む。
やはり鶏茶漬けはラーメンスープを最後に茶漬けにするのか。

みやざきのこだわりを読んでいると、5分と経たないうちに中華そばがやってきた。
早い!なんか考え事していたらすぐにきた。

中華そば
中華そば

最初の印象で、丼がやけに小さく感じた。
しまった、、ライスかミニ丼か何かを追加しないと足りないかも。

いや、健康診断前なのでこのくらいでちょうど良いかもしれない。
まずは考えるより先に食べてみよう。
足りなそうなら丼かお茶漬けでも追加すればいい。

まずはスープをひと口。
醤油ベースですっと出汁の旨味を感じる。
雑味がないというか、刺激はないのだが、透き通るような美味しさだ。
考えることなく、直感で美味いと感じるスープだ。
スープを覆っている鶏油が熱くて、冷めにくいのもいい。

麺はコシがある細麺。
麺硬めを好む僕にとってみると、しっかりと歯ごたえもあり好きな麺。

麺には何か練り込まれている
麺には何か練り込まれている

よく見ると、麺には何か練り込まれている。
全粒粉なのかな?よくわからないがとにかくこの麺が美味い。

チャーシューは豚と鶏。
最近2種類のチャーシューを入れるのが流行っているのかな。
メンマは太いものが数本。

チャーシューは豚と鶏
チャーシューは豚と鶏

食べすすむにつれて、この量がちょうどいいのかもしれない。
ライスを合わせようかと思ったが、このすっきりとした旨味、これはこれで味わいたい。
そう思えるほどの美味しさ。

細麺で、これは〆のラーメンにもよさそうだな。
スープを飲み干し、入口を見るとすでに数組の入店待ちの人たちが。

カウンター席は一席づつ空けて座っているので、どうしてもすぐに満席になってしまうようだ。
長居するのも悪いので、冷水を飲み干し店を出る。

生田緑地を汗だらだらで歩いたので、ちょうど良い塩分補給にもなったように感じた。
向ヶ丘遊園にこんな美味いラーメン屋があったとは。
学生街なので、こってり家系ラーメンの店が目立つが、ここはそういった遊園のラーメン事情に、一石を投じる店になるだろう。

本当に美味しかった。

ごちそうさまでした。

2022年7月訪問

中華そば みやざき
神奈川県川崎市多摩区登戸2977-4
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140506/14071661/